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リハビリで腫瘍縮小率が上昇、筋トレで死亡リスク低下

今回は二つの話題です。

抗がん剤治療中のリハビリで腫瘍の縮小率が上昇

佐藤典宏先生はブログや YouTube でプレハビリテーションが提案されています。

がんの手術の前にリハビリを行うことによって、術後の合併症が減り、回復が早まる効果が期待されています。

英国の研究チームが、ステージ2以上の進行食道がんの患者について、術前化学療法を受ける患者を対象にリハビリ群21人と標準的な生活指導群(標準群)19人に分けてリハビリの効果を確かめました。

術前化学療法は、手術前に腫瘍をできるだけ小さくして、ダウンステージングを目指して行われます。

これによって、手術できないものができるようになったり、切除する範囲が小さくなり、合併症の減少、生存率の改善や延命効果が期待できます。

リハビリ群は、世界保健機関が推奨する150~300分/週の有酸素運動と週2日以上の筋力トレーニングを、抗がん剤治療中から手術前日まで続けました。平均期間はおよそ5カ月間でした。

分析の結果、腫瘍の縮小率はリハビリ群75.0%、標準群は36.8%でリハビリ群が高かった。

リンパ節の転移の消失を含むダウンステージ率も、リハビリ群43.0%、標準群16.0%と差がついています。さらに、リハビリ群では免疫機能の改善も認められました。

がんと運動の関係については、たくさんの試験が行われ、その効果はほぼ確定していますから、術前化学療法中も、積極的にリハビリや筋トレ運動を行うことの効果が改めて確認されたということでしょう。

腫瘍縮小率で40%もの差がついたということは、下手な抗がん剤よりもリハビリの方がよほど効果が高いということです。

筋トレで死亡リスクは低下するが、やりすぎてはだめ

こちらも常識で考えれば納得できる内容です。


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東北大学大学院運動学分野講師の門間陽樹氏らは、筋トレと全死亡、心血管疾患、がん、糖尿病といったアウトカムとの関連について検討するため、システマティックレビューとメタ解析を実施しました。

こちらは前向きコホート研究です。

16件の研究が適格基準を満たしました。

筋トレは、すべての原因による死亡、心血管疾患(CVD)、全がん、糖尿病、および肺がんのリスクが10〜17%低くなることに関連していました。

筋肉強化活動といくつかの部位特異的がん(結腸、腎臓、膀胱および膵臓がん)のリスクとの間に関連は見られませんでした。

また、筋トレと全死亡、CVD、全がんのリスクの間にはJ字型の関連が認められ、週に約30~60分の筋トレを実施した場合に最もリスクが低くなり(約10~20%のリスク低下)、週に130~140分を超えるとこれらのリスクが上昇に転じることが明らかになりました。

一方、筋トレと糖尿病リスクの間にはL字型の関連が認められ、筋トレの時間が週に60分に達するまで大幅な糖尿病リスクの低下が認められ、60分を超えてもリスクは低下していた。

以上の結果により、本間氏らは「筋トレの長期的な健康増進効果が示された一方、やり過ぎるとかえってCVDやがん、死亡に対する健康効果が得られなくなってしまう可能性が示唆された」としている。

HbA1cを下げるにも週60分程度の筋トレが良さそうです。

筋トレは週に1時間程度までに。2時間を超えると逆にリスクが上昇する。


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