膵臓がん17年サバイバル(今日はがん記念日):効果的な治療法と免疫力向上方法

6月11日は私のがん記念日です。
17年前のこの日に、超音波検査とそれに続くCT 検査によって 膵臓癌が見つかりました。
当時はまだ現役で会社員だったのですが、仕事と膵臓癌の情報の収集などで、それから約1ヶ月は怒涛のような日が続きました。
その当時インターネットを調べても(そもそも Web 環境が少なかった)、膵臓癌に関する情報はごくわずかしかありませんでした。しかもそこには必ず「がんの中では最悪で予後は良くない」と書かれていたのです。その怒涛のような2ヶ月は下のリンク記事に残してあります。
https://cancer-survivor.jp/date/2007/06
https://cancer-survivor.jp/date/2007/07
今改めて読み直してみると、その時の自分の心境や膵臓がんにどのように立ち向かう決意を固めたのかが、鮮明に脳裏によみがえってきます。
癌の王様と言われる膵臓癌になった患者の皆さん。何とかして助かりたいという思いは当然です。そのために色々と模索をしているのでしょうが、完治をして17年経った私から伝えたいことは次のようなことです。
- 膵臓癌は足が速いと俗に言われておりますが、迅速に正しい情報を集めて、自分の選んだ治療法に自信を持って臨むこと
- 治療法は標準治療を原則としながら、一定程度の科学的エビデンスがある治療法であれば、採用する
- 高額な自由診療は、その多くがインチキです。手を出すと命とお金の無駄遣いになります。
- 患者にできることは、自分自身の免疫力を上げること。そのために次のことを行いましょう
- タンパク質を含んだバランスの良い食事をとる
- 十分な睡眠をとる
- 自分にあった運動を選んで継続する
- ストレスを溜めない
その他このサイトの右上の検索窓にキーワードを入れれば、様々な情報を得ることができます。
よく聞かれる質問の1つに、癌が治るためにはどのような本を読めばいいでしょうかというものがあります。
私は以下の書物を勧めております。『がんに効く生活』は絶版になっておりますが、中古を探せばあるかもしれません。
『霊魂や脳科学から解明する 人はなぜ「死ぬのが怖い」のか』を挙げたわけは、「膵臓がん=死」のイメージが強いです。余命宣告をされた時に「死」が目前に現れてきます。しかしそれに囚われていると確実に免疫力が下がります。「死」とは何かを自分なりに考えて、難しいですが、それを克服すること、「死」を受け入れることが、膵臓がんの治療にとっては大切なことであり、それができた患者は、奇跡的な治癒に向かう可能性が高くなると考えているからです。
がんが自然に治る10の習慣――余命宣告から奇跡的な回復を果たした劇的寛解者たちの希望