「膵臓がん患者と家族の集い」のご案内


5/19『膵臓がん患者と家族の集い』

【日 時】2024年5月19日(日) 14:00~16:00(開場:13:45)
【会 場】大田区産業プラザPiO 6階D会議室
【参加費】1,000円
【対 象】膵臓がん患者とその家族、ご遺族
【定 員】60名
【内 容】
   第1部 ミニレクチャー:HIFU(強力集束超音波治療法)の治験とは」オンコロ:金川潤也さま他
   第2部 患者・家族の交流会
申込締切は5月16日(木)19:00です。

詳しくはオフィシャルサイトで

今日の一冊(19)『介護ビジネスの罠』

介護ビジネスの罠 (講談社現代新書)

介護ビジネスの罠 (講談社現代新書)

長岡 美代
880円(05/02 16:02時点)
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川崎市の介護付有料老人ホームで、入居していた3人が転落死した事件はまだ記憶に新しい。我々団塊の世代が後期高齢者となる2025年には高齢者人口が3500万人とピークになる。(2025年問題)20252a1
それをビジネスチャンスと捉えて、異業種からの参入が続いているのだが、介護のノウハウのない業者も多く、中には金儲け第一で「介護」が福祉だという理念を持たない業者が多いのだろう。

正直、私には特別養護老人ホーム(特養)と介護老人保健施設(老健)、介護付き有料老人ホーム(特定施設)、サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)の違いや特徴も、説明せよといわれてもで期待程度の知識しかなかった。

この本は現代の老人介護の問題を、著者が現場を綿密に取材した豊富な例で説明している。患者の囲い込みなどは日常茶飯事であり、介護報酬の誤魔化しの手口などは、「悪いやつほど頭が良い」という事実を再確認させてくれる。

    10兆円の巨大事業に巣食う、
    公的保険の間隙を突く悪徳業者の巧妙な“やり方”とは――。

    • 入居者の「囲い込み」は当たり前
    • 増加する「老人ホームもどき」
    • 「胃ろう」の功罪
    • 「24時間・365日対応」には要注意!
    • その「看取り」サービス、本当に大丈夫?
    • 格安老人ホームのカラクリって!?
    • 救急車を呼ばず延命措置もしない~家族の弱みにつけ込む「看取りビジネス」
    • 「老人ホームもどき」素人が運営して「介護で一旗揚げる」事業者

    高齢者を“儲けの道具”と考える不届きな事業者が跋扈……。
    「首都圏介護破綻」「2025年問題」よりも深刻な、
    家族の弱みにつけ込む悪質な手口を徹底解剖。

    などなど、背筋がゾッとするような内容である。

    誰もがいずれ老人となり介護を受けるようになる。

    がん患者であれば、その日が目の前に迫っている人もいるであろう。いざとなって、「こんなはずではなかった」と悔やまないためにも、介護の現実を知るためにも読んでおきたい良書である。




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