桜の甲州路、写真の旅(2)
今回の撮影旅行も、カメラはシグマのDP Merrillシリーズ3台と、富士フイルムのX-T2に55-200mmの望遠レンズ。メインはもちろんMerrillです。
- SIGMA DP1 Merrill 19mm
- SIGMA DP2 Merrill 30mm
- SIGMA DP3 Merrill 50mm
- FUJIFILM X-T2 XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS,XF55-200mmF3.5-4.8 R LM OIS
Merrillは、コンパクトカメラでありながら、じゃじゃ馬で初心者には勧めませんが、決まると中判カメラ並みのすごい絵が撮れます。製造終了ですが、まだ入手可能です。後継機種のDP Quattro シリーズよりもMerrillの絵の方が好きですね。
まずは、蕎麦談義
神代桜を終わって、昼食の蕎麦を喰うために長坂の「翁」へ。
「長坂翁」は、蕎麦打ち名人の高橋邦弘が自家製粉に取り組んだ最初の店です。
何度か行こうとしましたが、その度に定休日だったりして、今回初めて翁の蕎麦に挑戦です。
閑静な林の中にあります。
蕎麦は、もりそば「ざる」と「田舎」の二種類のみです。そば殻をきれいに剥いてから粉にした「うぐいすいろ」の「ざるそば」、少し太めのしっかりとした食べ応えのある「田舎そば」。二つとも注文しました。
味は? 正直なところ、期待はずれ。おいしいですよ。しかし、これがあの翁の蕎麦かと、期待しすぎたためでしょうか。この程度の蕎麦ならわざわざ長坂まで食いに来ることもないです。
翁の名がつく蕎麦店は品川にも赤坂にもあります。確かに自家製粉にこだわった蕎麦は歯ごたえも充分ですが、「香り」がない。
平日なのに昼食時には1時間ほど待たされます。この客数をさばくには、注文を取ってから捏ねて、打って、茹でるなどやっていては間に合わないでしょう。
蕎麦は捏ねたて、打ち立て、ゆでたてが命です。そば粉が少々悪くても、打ち立ての香りに勝るものはない。
私が、「日本一」だと思う蕎麦は、やはり注文を取ってから客の目の前で捏ねてくれる埼玉幸手市の「ふくろう」ですね。福島県産の蕎麦や、茨城県の常陸秋蕎麦を使った蕎麦は一品です。
権現堂堤の桜、水仙、彼岸花の祭りに行くと、必ずここに寄ります。
清治芸術村のソメイヨシノ
清治芸術村は翁から歩いて数分のところにあります。大正14(1925)年に清治小学校の落成記念に植樹された30本のソメイヨシノがあります。清治小学校が廃校になったあとを芸術村としたものです。
慈雲寺のイトザクラ
再び中央高速に乗って、甲州市塩山の慈雲寺へ。ここには樋口一葉の記念碑があります。樋口一葉の両親が生まれ育ったところだというだけですが。
エドヒガンザクラの変種で樹齢は300年。
ぷくぷくの湯
桜を堪能したあとは、温泉です。
山梨フルーツ公園にある「ぷくぷくの湯」
湯に入りながら、眼下に甲府盆地を一望でき、富士山の姿を見ることができます。「新日本三大夜景」でもあるのですが、夜までいることはできません。
湯上がりにビールを飲んで、テラスで休憩。