がん患者も「生産性」がない・・・ですか
ブログのトップページを変えてみました。
これまでは「最近の記事」一覧が表示されていましたが、がんと関係のない記事も多いし、本来このブログの趣旨であるがん関係の記事、がん患者にとって多分役立つだろうと考える記事だけを選んで、グリッド表示にしてみました。
自民党の杉田水脈議員の「LGBT(性的少数者)は子供を作らず生産性がない、税金を使うべきではない」には驚くと同時に呆れましたね。
この知性のかけらもない顔も醜いです。
やまゆり園で19人を殺害した植松聖被告の「障害者は生産性がなく生きている価値がない。そこに税金が回されている」という主張と極めて近い。
性的少数者だけに向けられた言葉ではない。介護されている人、障がいを持つ人、病気を抱えて働けない人、みんなさまざまな事情を抱えて生きている。
しかし、短絡的で愚劣な目に見える「生産性」という基準で、何かを生産しなければ税金での支援の対象にする価値がないという思想は、危険極まりない。
さらに言えば、大量の障害者をガス室送りにしたナチスの思想に近い極右の危険な思想の持ち主だ。
「生産性」という目の前の金を稼がない人間は生きている価値がないというのなら、がん患者の多くもその範囲に入ってくる。
自民党の2017年衆議院選挙公約にはこう書かれている。
杉田議員の発言は、自分の党、自分の選挙時の公約にも反する発言だ。
レズやゲイが「子どもを作らないから生産性がない」のなら、安倍晋三夫妻にも子どもはいない。彼に税金から報酬を払うのはまずいんじゃないか?杉田さん。