サプリメントのラベルにも注意すべし。ビタミンD

スポンサーリンク
【日 時】2019年10月13日(日) 13:10~16:30(開場・受付:12:50ごろ)
【場 所】JR京浜東北根岸線 大森駅東口から徒歩4分 Luz大森4階 入新井集会室
【参加資格】膵臓がん患者とその家族、遺族
【参 加 費】1,000円(会場使用料及び資料代、講師謝礼)
【定 員】 130名
【内 容】
●講演:佐藤典宏先生「膵臓がんの標準治療と代替医療~外科医の立場から~」(仮)
●患者さんどうしの情報交換会~フリートーキング

オフィシャルサイトはこちら
10月9日(水)午前9時まで、参加申込み受付中
LINEで送る
Pocket

先日、いつものクリニックでアマリールを処方していただいたときのこと、相変わらずこの先生が「膵臓がないのにインシュリンがでているのがおかしいよなぁ」とおっしゃる。癌研の私の手術をした先生は、「実際にはよくあること。教科書が間違っているんだよ」だと言っているのだが・・・。W・B・キャノンが『からだの知恵 この不思議なはたらき』で、すでにこのように言っていることは以前に書いた。

スペアのない器官の安全度
膵臓は、からだが糖を適切に利用するために必要な内分泌物インシュリンを作る。前に述べたように、膵臓を完全に取り除くと、ひどい糖尿病がたちまちに起こる。しかし、膵臓の五分の四を切り取っても、糖尿病にはならない。すなわち、からだに必要なインシュリンを供給するには、わずか五分の一があればよいのである。

しばらく検査をしていないから、ヘモグロビンA1cもそろそろ調べようか?というのでお願いし、ついでに「ビタミンDの値もお願いしたいのですが」というと、「これは特殊な検査なので、検査依頼票に載っていない」とのこと。

ビタミンD値を知りたいと思ったのは、安西さんのブログで「ビタミンDも過剰は良くない」という記事があったから。ビタミンDの過剰は膵臓がん、肝臓がん、胆道がんのリスクを高めるかもしれないという研究です。

なおすい臓・肝臓・胆道のがんが多い理由について、研究者らは次のように推測しています。ビタミンDが有害な二次胆汁酸の解毒にいくつかのしかたで関わっており、多過ぎても少な過ぎてもそれが阻害される。またビタミンDはすい臓がん細胞を増殖させる作用のあるオステオカルシンの分泌を促進する。

私の場合は毎日2000IUですから多いとは思えませんが、念のために測定してみようと思ったわけです。測定についてはもう少し考えてみます。ただ、一般的な日本人はビタミンD欠乏症だと言っても良いでしょう。近年ビタミンD欠乏症がさまざまな疾患の危険因子であると言われていますが、その関与の仕方は不明でした。英国とカナダの研究者らのこの研究では、自己免疫疾患やがん関連遺伝子とのつながりを発見したと報じられています。

なにごとも「過ぎたるは及ばざるがごとし」ということ。生命に必要な微量の成分は、多すぎても少なすぎてもダメ。からだの、細胞の中の化学反応は、複雑なネットワークが絶妙なバランスで進行しており、複雑系といっても良いようなものです。一つの成分が突然多くなったときのちょっとしたバランスのくずれが「北京で蝶が羽ばたくと、ニューヨークで嵐が起こる」というバタフライ効果になるやもしれません。

00015食事も同じではないでしょうか。ある特定の食品に抗がん作用があるからと報じられると、納豆が店頭から消えたりしますが、急に大量に食べたからといって効果があるはずもないし、返って逆効果になる可能性が大きいのではないだろうか。

ところで、私の摂っているマルチビタミンは「ワイル博士のデイリーマルチビタ
ミン オプティマムヘルス(180粒)」ですが、貼付された日本語の説明書には、ビタミンD含有量は(D3-コレカルシフェロールとして)400IUと書かれている。しかし、この輸入代行業者の商品ページでは1000IU/カプセルとなっている。(メールで指摘したが、まだ修正されていないようだ)さらに瓶のラベルを見るといつのまにか、2000IUに!

P1010194_2

ワイル博士が最近の研究成果を取り入れてビタミンDの含有量を増やしてきたこと、2000IUが一日の必要量としては現時点では適量であることを示しているが、輸入代行業者の商品説明にはそれが反映されていない。私は1錠が1000IUのつもりで毎日2錠を摂っていたが、1錠で足りるということではないか。2錠だと膵臓がんのリスク(私の場合は再発リスクか?)が増えてしまうところであった。増量されたのはたぶん最近であり、さいわい気付いたから1錠に減らしたが、金をかけて余計なリスクを負うところであった。

ビタミンには、ビタミンB1、B2、Cのような水溶性のものと、A、D、Eなどの脂溶性のものとがある。水溶性のものは少々摂りすぎても尿として排出されるので心配はしなくても良い。高価なおしっこができると思えばよいわけだ。しかし脂溶性のビタミンは脂肪に蓄積されるので、摂りすぎると悪影響が出ることがある。脂溶性のビタミンは油と一緒に摂ることでより効率よく摂取される。食事療法で油分を控えている場合は、脂溶性のビタミンは蓄積されにくいということのようだ。

「自己責任」でサプリメントを摂るということは、こうしたことまで気をつけるべし!という教訓でした。


がんと闘う多くの仲間がいます。

にほんブログ村 病気ブログ すい臓がんへ
にほんブログ村

にほんブログ村 病気ブログ がんへ
にほんブログ村


スポンサーリンク

このブログの関連記事

  • 時間治療とメラトニン時間治療とメラトニン 昨日のNHKクローズアップ現代「”からだの時計”が暮らしを変える」で時間治療(クロノテラピー)が取り上げられた。肝臓に転移した腫瘍が、抗がん剤を投与する時間を変えただけで、驚異的 […]
  • NHKスペシャル 「キラーストレス」NHKスペシャル 「キラーストレス」 がんの告知を受けた患者は、さらに大きなストレスに曝されます。免疫系の活動が弱体化して、がん細胞の増殖がより早くなるのです。 またストレスホルモンは、免疫細胞のATF3遺伝子 […]
  • がんと食事(4)がんと食事(4) DP2 Merrill F5.6 1/160秒 ISO200 […]
  • 代替療法について考える 20日もブログを更新しないあいだに、外はもう春の装いをはじめたようです。早咲きの桜は、枝の先端に蕾を用意しています。先月は新潟の松代で積雪4mの雪景色を巡り、先の週末は沖縄で初 […]
  • マインドフルネス瞑想ガイド 八百屋が「おめでとう 東京」と張り紙をして「西瓜 […]
  • NHK「どう向き合う? がん“代替療法”」明日放送 明日土曜日22時から、NHK 『追跡!A to Z どう向き合う? がん“代替療法”』が放送されます。ゲストはタレントの山田邦子と東北大学大学院教授 […]
LINEで送る
Pocket

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。