中村祐輔先生の免疫療法が始動?
この事象に関する私の評価は定まっていません。あくまでも情報提供ということで。
Fridayの中村祐輔先生に連載記事ですが、8月15日号は無料で読めます。それによると、中村祐輔先生の推薦する免疫療法を受けられるクリニックが、大阪と福岡にあるそうです。
実は、米国女性の例だけではなく、すでに日本国内でも遺伝子情報に基づく新たな免疫治療を受けられる整備が始まっている(保険が適用されない自由診療)。
「一般的に、遺伝子変異の数が多いがんは進行も早く、難治性だと考えられていた。しかし、新しい免疫療法では、遺伝子変異が多いがんのほうが、がんを攻撃する目印が多くあり、効果が現れやすい。つまり、新しい免疫療法に限って言えば、難治性と言われるがんのほうが、高い治療効果を期待できるのです」
いま、中村医師のもとで治験の準備が急ピッチで進められているが、この新たな免疫療法の相談に応じてもらえるクリニックが複数ある。中村医師が信頼し、協力している2施設を下記にまとめた。
大阪がん免疫化学療法クリニック
総院長:武田 力 医師
大阪府大阪市北区大阪初の総合的ながん免疫療法センターである「大阪がんクリニック」内に設置された自由診療部門。数ある「免疫療法」の中から患者の病態にあわせて最も適した方法を選択。免疫療法と「少量の抗がん剤」「免疫チェックポイント阻害剤」「分子標的薬」などを組み合わせることもある。治療は、がん治療を熟知した「認定医・専門医」が施術。個人的な病状や治療法の相談は、セカンドオピニオンや個別面談(家族のみでも可)で受け付けている
福岡がん総合クリニック
院長:森崎 隆 医師
福岡県福岡市博多区完全予約制のがん免疫療法専門施設。培養技術者を置き、無菌培養室を併設。患者の病状に応じた免疫細胞療法の治療計画から細胞の培養管理、治療に至るまでを森崎院長が一貫して行っている。治療は、数種類の「免疫細胞療法」(必要に応じて患者のさまざまな免疫細胞を取り出し、がんの病態に合わせて加工後、最適な部位に投与)と、保険適応外の薬剤(保険外の抗がん剤、個人輸入が可能な分子標的薬、免疫チェックポイント阻害剤など)を使用する「化学療法」の2本柱。対象となるがんは、HPで確認を。がん診療に関する相談やセカンドオピニオンも受け付けている。手術を終えた後の再発予防として考えている場合は、術前に相談が必要となる。
確かに民間クリニックなのに、ゲノム解析用の高速シーケンサーも設置されていて、プレシジョン・メディシンへの熱意は感じられますね。
福岡がん総合クリニックは膵臓がんの症例が一番多いです。大阪がん免疫化学療法クリニックの武田院長は、中村先生の高校時代からの同期生という関係ですね。しかし、この武田院長さん、放射線ホルミシスに肯定的な方のようで、ちょっと首をかしげざるを得ない先生です。
中村先生は、てっきり瀬田クリニックらと共同するのかと思っていたが、どうやら違うようです。
いずれにしろ、新しい免疫療法へのチャレンジが始まっているようです。がん患者にとって朗報となることを願っています。
こんにちは。まるです。私は自覚症状ゼロなのに、再発で治らないという、切羽詰まったところに来てしまったのでフライデーににのって以来、このニュースに注目していました。16日のNHKのニュースでも、この動きを意識したのか、免疫療法の新しい治療法の紹介があっていました。
そして、この記事。福岡の病院だったので、おどろきでした。とりあえず、中村教授の講演会が11月に福岡であるみたいなので申し込みました。まだ、私はジェムザールの効果もはっきりしていないところなので、あわててはいませんが福岡で受けられるとなると、つい期待はしてしまいます。今後の動きを見ていきたいです。