光免疫療法の2つの記事
久しぶりに小林久隆氏に関する記事がありました。
こちらはFNNの記事ですが、光免疫療法のこれまでの概要をまとめたもので、新しい内容はありません。しかし、
「光ファイバーを使うことで、食道がん、肺がん、子宮がん、大腸がん、肝臓がん、すい臓がん、腎臓がんなど、がんの8~9割はこの治療法でカバー出来ると考えています」(小林氏)
とあるとおり、膵臓がんにも適用できる可能性があります。急いで欲しいものです。
PubMedに小林氏の新しい論文が掲載されました。
「近赤外光免疫療法後の腫瘍における超浸透性および保持(SUPR)効果の向上」
Google翻訳を使えば概要は分かります。
近赤外光免疫療法(NIR-PIT)によって誘導された超高透過性および保持効果(SUPR)が最近報告されている。 光免疫療法をDDS(Drag Delivery System)を併用すれば、SUPR効果は、従来のEPR効果と比較して癌組織へのナノデリバリーを劇的に24倍まで高める。
DDSは世界中で研究が進んでいますが、腫瘍組織への薬剤の浸透性が問題になっています。最大でも2~3倍にしかならないが、光免疫療法と併用すれば24倍にまで高めることができると書かれています。
これって最高の低用量抗がん剤治療ですね。こちらも期待しています。