スポンサーリンク

今日の一冊(122)『ガンとわかったら読む本』佐藤典宏

LINEで送る
Pocket

佐藤典宏先生の著作を紹介するのは2回目です。

ガンとわかったら読む本 (専門医が教えるガン克服の21カ条)

ガンとわかったら読む本 (専門医が教えるガン克服の21カ条)

佐藤 典宏
1,540円(06/15 08:58時点)
Amazonの情報を掲載しています

「はじめに」から紹介しましょう。

ガンの治療においては、告知後、患者さんが決断を迫られるポイントがいくつもあります。そのそれぞれのポイントで、 どのような選択をするかによって、治療の進展の度合いが違ってくるのです。
大事なのは、よりよい選択をするために、役に立つ正しい情報を知っておくことです。

がんとの闘いは「情報戦」です。

そして、「告知されたとき」「手術の前」「手術の後」それぞれに7つの要点にまとめています。

先日も、告知されたばかりの膵臓がん患者さんの家族から、「標準治療では膵臓がんは治らないと聞きました。先進医療を探しています」と言われました。告知されたばかりでは無理もないでしょうが、先進医療=すばらしい医療という誤解が多くの方にあるのですね。

「標準治療」というと、「並み」の 、「ランクが中くらいの」治療をイメージするかもしれませんが、そうではありません。
ガン医療における「標準治療」とは、 治療効果の高いことが科学的根拠 (エビデンス)によって実証されているため、最も推奨される治療 のことです。
一方、「先進医療」とは、研究の最先端で行われている医療であるものの、未だ評価が定まっておらず、科学的根拠はじゅうぶんでない治療なのです。
そのため、期間限定で先進医療として治療に使われていますが、それはあくまでも試験段階。その効果が実証されなければ、標準治療に格上げされることもなく、行われなくなることもしばしばです。

わかりやすくいえば、先進医療とは、標準治療では治癒が期待できない患者さんが、一か八か賭けるような治療です。

佐藤先生は、肝胆膵外科の医長として、主に膵臓がんの手術を手がけています。膵臓がんの患者は、予期しない形で告知を受け、いきなり極めて厳しい現実を突きつけられることになります。

しかし、中には厳しい条件をクリアしてサバイバルする人がいます。

ガン告知の後、 なにをすればよいか。なにをしてはいけないか。
サパイパルした人たちの貴重な事例から見えてくるものがあります。患者さんから教えられたことがたくさんあるのです。
生き残る智恵と い ってもいいでしょう。 それを皆さんにお伝えしたい・・・。

との思いで書かれています。

下に目次のコピーを張っておきますが、これまでに出版された多くのがん関連本と一線を画した感があります。

病院選びを間違えない、ガイドラインが正しいとは限らない、手術前からスクワットを始めよう、タンパク質を多く摂れ、口腔ケアが大事、ガンの否定的な側面にとらわれない・・・など、実践的な内容が盛りだくさんです。

ガン告知の後、さまざまな段階で、どのような選択を行うか 。 そして、その選択した方針を実現するために、いかに積極的に取り組むか・・・・。
それによって、まったく違った未来が訪れる のです。

膵臓がん専門の外科医で代替療法にも深い関心を持っている佐藤先生の講演は、10月13日です。皆さんの参加をお待ちしております。

 


がんと闘う多くの仲間がいます。応援のクリックをお願いします。

にほんブログ村 病気ブログ すい臓がんへ
にほんブログ村

にほんブログ村 病気ブログ がんへ
にほんブログ村


このブログの関連記事

  • 今日の一冊(14)『新自由主義の自滅』今日の一冊(14)『新自由主義の自滅』 アベノミクスの失敗は誰の目にも明かです。最近は「アベノミクス」という言葉もあまり聞かなくなりました。株が乱高下して恐慌の様相すら取りざたされています。「尻尾(株)が犬(実体経済) […]
  • 緩和ケア「想定外のことばかり」緩和ケア「想定外のことばかり」 今年も沢山ご訪問くださり、ありがとうございました。来年は膵臓がんに、免疫チェックポイント阻害薬「キイトルーダ」が使えるようになり、光免疫療法の治験が始まる、そのような初夢 […]
  • シュレベールの箴言(6)シュレベールの箴言(6) 免疫細胞は、客観的に見て、より”生きる価値”があるように見える人生を送っている人間の体内では、それだけ活発に動くかのように見える。 がん細胞に対して活発な免疫システ […]
  • プロベンジの臨床試験に疑惑?プロベンジの臨床試験に疑惑? 自家ワクチンのセルメディスンニュースに「樹状細胞ワクチンProvengeは本当に効くのか、という論争が始まった」との記事がアップされています。 プロベンジ(Provengi […]
  • 余命一年 落語家になる 37歳の若さでステージⅣの十二指腸がん、膵臓がんになり、余命一年 未満と告げられた街道徳尾さんの本『余命一年 […]
  • 感動するような美しい自然に接すれば、生存率も高くなる感動するような美しい自然に接すれば、生存率も高くなる 10月28日のブログに書いた吉村光信さんのエッセイの続き『がんと心もよう(2)「病は気から」の精神免疫学』が「市民のためのがん治療の会」のアップされています。精神(神経)免疫学に […]
  • 今日の一冊(87)『科学知と人文知の接点』今日の一冊(87)『科学知と人文知の接点』 不死社会がやってくる ロンドン・ビジネススクールのリンダ・グラットン教授の著書『ワーク・シフト』では、「2007年に先進国で生まれた子供たちの半数は100歳以上まで、日本の […]
  • 今日の一冊(45)『輪廻する宇宙』今日の一冊(45)『輪廻する宇宙』   ブルーバックスと輪廻。なんとも変な取り合わせです。仏教の六道輪廻の話にはじまり、ダライ・ラマの転生へと進むんです。 オチをばらしてしまえば、最先端の宇 […]
LINEで送る
Pocket

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です