今日の一冊(126)『がん外科医の本音』

 

がん外科医の本音 (SB新書)

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中山 祐次郎
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こんなことを書けば同業の医者からは反発を喰らうのではないか、そういう著者の本音も書いたと述べています。

「医者は自分ががんになったら抗がん剤は使わない」

週刊誌などでそうした見出しを時々見かけることがあります。中山先生は、自分ががんになったら間違いなく抗がん剤を使うと断言します。正確に言えば「現在の最善の治療である標準治療」を使うです。

「ガイドラインを作っている医者は製薬会社から金を貰っているから信用できない」

これはある意味でもっともな指摘だといいます。ただし、お金といっても賄賂ではありません。多くは講演の謝礼金と研究助成費です。もちろん影響はゼロではないと思いますが、ガイドラインの中身はメンバーの一人の主張によって決まるのではなく、臨床試験の論文で決められます。少数の異なる意見は重視されにくいと言います。

しかし影響はゼロではなかろうと、歯切れは悪いです。

講演の謝礼金については、実際の講演の実情は、その会社の薬の販売促進のための講演会であることが多いので、真っ白とも思えません。

また、薬の開発は製薬会社なしに行うことは不可能に近いし、薬の効果を確かめるためには億単位のお金が必要です。製薬会社なしでは研究そのものが行えない現状があります。もちろんディオバン事件というのは「シロ」どころか完全な「クロ」ですが。この点に関しては中山先生の主張は白ともグレーとも言い難いと、そんなような内容になっています。

医者は民間療法腹の底ではどう思っているのか?

「私の治療を信じてもらえないのか」と受け取る医師もいますが、ほとんどの医者は代替療法に対する知識がありません。患者が正直に、「これこれの代替療法をやっています先生どう思いますか」と聞いたって、その質問に答えるための知識を持ち合わせていないのが実情です。

主治医と相性が合わない時どうすべきか

直接その主治医に「主治医を変更してください」とダイレクトに言う。しかし、言い辛いですね。家族に変わりに申し出てもらうという方法もあります。

裏技的には、一つ目は看護師長や外来の看護師に「先生を代えてほしい」と伝えることです。これでなんとか対処してくれる可能性があります。

もう一つは、「先生、この曜日は仕事の関係で来れなくなったので別の曜日の外来に変更したい」と申し出ることです。大きな病院では医師は曜日によって、外来の日、検査を行う日、手術をする日とスケジュールが決まっているので、外来に来る曜日を変えれば当然主治医が代わることになります。

これが最も波風を立てない方法でしょう。

またセカンドオピニオンを申し出たら嫌な顔をしたり引き伸ばされたりする場合は、さっさと主治医を代えることを主張しています。

もしその医者が怒ったら、「この本をその医者にプレゼントしてあげてください」とも書かれています。

ズバリこの言葉があったら主治医を代えましょう

それは「失礼だ!」という言葉です。これは致命傷です。それは「私は医者なので敬意を払うべきだ」という気持ちの表れであり、「治療をしてやっているんだから」という考えが透けて見えます。このような医者はすぐに代えた方がいい。間違いありません。

「本音を書いた」という割には、ベテランの患者にはインパクトが弱い気がしますが、告知されて間もない患者にとっては参考になる内容です。


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