難治がんの治療法開発のクラウドファンディング:東北大学

東北大学は膵臓がんをはじめとする難治がんの治療法の研究を積極的に行なっています。

十分な研究資金を集めるためにクラウドファンディングも盛んに募集をしております。昨年もこちらのように膵臓がんのクラウドファンディングが募集され、目標額を達成しました。

今回また新たに膵臓がんを代表とする難治がんに対する治療法の開発を進めるためのクラウドファンディングを立ち上げています。

東北大学 未来科学技術共同研究センター 教授 (加齢医学研究所兼務)の佐藤靖史先生を中心に「膵臓がんをはじめとする難治がんへの新しい治療法—Vasohibin-2を標的とした治療法ーを開発するためのファンドレイジング」がスタートしました。

「Vasohibin-2」は、膵臓がんの転移を促進する重要な要素です。

Vasohibin-2はがんの発育・転移を強く促進しており、Vasohibin-2の作用を阻害することで、最も悪性の膵がんでも明らかながんの発育・転移を抑える効果が得られることを見出し、その成果をもとに治療法の開発を行なっています。

開発中の治療法の中で、最も臨床導入に近いものとしてVasohibin-2抗体誘導型ペプチドワクチンがありますが、今後開発を進めていくためには、薬理薬効試験や毒性試験・安全性試験などを行う必要があり、そのための研究助成金を申請していますが、まだ十分ではありません。

海外との共同研究で見えたVASH2の成果

|マウス実験においてVasohibin-2だけを阻害することで生存期間を約2倍の延長に

そのような中、海外との共同研究で、例え早期に発見されて手術ができたとしても、Vasohibin-2の発現が高い膵がん患者は発現が低い膵がん患者と比べて術後生存期間が著しく短いことを明らかすることができました。 つまり最も悪性の膵がんにおいてもVasohibin-2発現の多寡が、年齢、性別、病期とは独立して予後に強く影響しているということが分かったのです。

膵癌の転移を抑えることができれば、生存期間は大きく伸びるに違いありません。ご協力をお願いします。


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