膵臓がんをターゲットにHIFUの新装置を開発
東京女子医科大学、東北大学、東京医科大学で築かれた技術とノウハウを活かしてがん治療機器「集束超音波(HIFU:High-Intensity Focused Ultrasound)治療装置」を開発すべく、ソニア・セラピューティクス株式会社は2020年2月に設立されました。
HIFU治療は、放射線被曝が無いことから繰り返し治療ができ、がんに対する次世代治療として期待されています。ソ社は、そのHIFU治療装置を難治がんの一つである膵臓がんへの新たなモダリティとして開発を進めています。
モダリティとは、医療現場では主にCTやMRIなどに代表される医用画像を撮影する装置のことです。
7億3千万円の資金を調達することによって、次世代のHIFUを開発し、膵臓がんをターゲットとして研究するということです。期待しましょう。
こちらの記事でも紹介したように、以前から膵臓癌に対してHIFUが有効ではないかと言われており、著効例もありました。HIFUとはどういったものかについてもこちらの記事を参照願います。