がんペプチドワクチン臨床研究:和歌山医大以外でも

「市民のためのがんペプチドワクチンの会」公式ブログ10月1日付によると、

①従来、HLAの型が不一致で臨床研究に参加できなかった患者さんも救う
HLAの型が不一致であるなど、現行の臨床研究の適格基準に合わない患者さんに対するがんペプチドワクチン療法の探索的臨床試験を多施設共同の試験として展開し、より幅広い患者さんに向けたペプチドワクチン治療の開発に取り組というのが、今回の画期的な試みで、私たちが市民支援型の臨床研究を押し進めた大きな意義の一つです。具体的には、HLA-A24陽性の患者さん(日本人の60%)のみならず、HLA-A02陽性の患者さんも臨床試験に参加頂けます(日本人の80%)。

全国多施設共同研究を進める
今回は和歌山県立医科大学において臨床研究を行っているため、治療を受けたい患者さんは和歌山県立医科大学まで通わなければなりません。これではこの臨床研究に参加できる患者さんは限られてしまいます。
そこで、全国の施設での臨床研究を行い、近くの施設に通えるようにすると共に、研究のレベルアップを図るために、全国多施設共同研究を開始いたしました。具体的には、全国を北海道・東北・関東・中部・近畿・中国/四国・九州のブロックに分け、各ブロックに拠点病院を設立します。

現在までの共同研究開始状況
膵臓がん
手稲渓仁会病院(北海道)
神奈川県立がんセンター
岡山大学

・食道がん
東北大学
川崎医科大学臨床腫瘍学
神奈川がんセンター

ということで、多施設共同研究が始まるようです。参加施設もこれから増えると期待しています。

しかし、寄付金が目標に達していないため”会”として借入金で凌いでいるそうです。

がんペプチドワクチンも数年前の大きすぎた期待感から、臨床試験の結果が芳しくなかったため、最近は下火になっている気がします。しかし、「もう打つ手がありません」と言われた患者にとっては、残された唯一の希望でもあります。一人1万円の寄付が1000人あれば良いのですがね・・・。

寄付のご案内などはこちらです。

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