無力感や絶望感ががんの成長を促すのなら、逆に心が穏やかであればがんの成長を抑えることができるのでしょうか?

ダヴィド・S. シュレベール

「心」と「体」、「がん」の関係について、その科学的な根拠を示しながら、簡潔にまとまっているのは、シュレベールの『がんに効く生活ー克服した医師の自分でできる「統合医療」』でしょう。

がんに効く生活 克服した医師の自分でできる「統合医療」

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ダヴィド・S. シュレベール
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この本については、このブログでもたびたび取りあげており、統合医療のバイブル的存在で、私のがん治療における基本的な指針となった著作です。

また、シュレベール自身も、膠芽腫という難治性のがんに侵され、彼自身が実際に実行したことが紹介されています。

第Ⅴ章 「心の力」では、がんを育てる環境をつくるのは「無力感」であり、それを克服するためには「瞑想法」が効果的だと、ていねいに説明されています。

がんの要因は多種多様ですが、一つはストレスです。ストレスの中でも、ひどい無力感ががんを育てる環境をつくるということについては、ほぼ合意ができているように思います。

しかし、だれでも、がんになったらこれまでの生き方を変えることはできます。そうすることが回復につながる可能性が高いのです。

無力感や絶望感ががんの成長を促すのなら、逆に心が穏やかであればがんの成長を抑えることができるのでしょうか。いくつかの注目すべき例が、その問いに肯定的に答えています。

若い獣医であったイアン・ゴウラーは、重度の骨肉腫に侵され、脚の切断と通常に治療をしたが、腫瘍の進行を食い止めることはできず、主治医からは余命数週間を宣告されました。

これ以上失うものは何もないと考えたイアンは、集中的に瞑想を行った。1時間の瞑想を日に3回、これを数ヵ月続けたのでした。更に徹底した食事療法を併用した結果、数ヵ月後胸部のこぶが消え、腫瘍が消失したのです。

イアンは、何が原因でがんが消えたのかとの質問に、「私たちの生き方や、人生の感じ方のおかげだと思います。」と答えています。

そして、その経験を『私のガンは私が治すーガンの予防と対策』として出版しています。

瞑想法は病を癒します。体の緊張を解きほぐし、免疫組織を再活性化して、直接肉体に効果を及ぼします。感情、精神面では平衡のとれた状態を取り戻し、ものごとに対する積極的な姿勢を生み出してくれます。そして知らず知らずのうちに、人間として安定した最高の状態へと導いてくれます。
そのような健康のための療法で、深い安静状態を実現するための「受動的な隈想法」がすべての基礎となります。

アメリカのサイモントンとマシューという放射線科医と心理学者の夫婦はリラクゼiシヨンとこの想像の力を結合させ、イメージ療法として治療に役立てています。『がんのセルフ・コントロール』(創元社)という名著に、患者が積極的にガンと戦っていく心理的な方法についての指導が紹介されています。

最初は体をリラックスさせます。それから目を閉じて、ガン細胞が衰えて消滅していく様子を思い描きます。自分が受けている治療は絶大な効き目があり、ガン細胞を破壊する力がある、そして侵された組織の周りにある健康な組織は、治療によって損傷を受けても完全に回復する、と信じます。体の自己免疫機能が白血球を通して残ったガン細胞を取り囲み破壊し、ガン細胞は体から完全になくなり、完全な健康体となった患者は人生をまっとうします。

サイモントンとマシューは象徴的な言葉を使ってこの過程を患者に想像させています。たとえば、ガン細胞はひき肉で白血球はそのひき肉に飛びかかって食い尽くす犬、という感じです。こういうイメージ療法は難しい理屈がいらず、誰でも簡単にできます。


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