ビタミンDが、癌の転移を押さえる可能性 メイヨークリニック

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またビタミンDが癌の転移予防に効果的だという研究結果が出ました。メイヨークリニックでの研究です。このブログでも何度がビタミンDについて取り上げており、リンクを張ってある「米国統合医療ノート」でもビタミンDの有効性が何度も取り上げられています。
(この話題も昨年の 昨年12月8日付で原文にリンクして紹介されています。原文の日本語訳がやっと出たということです。)

「ビタミンDと癌の転帰との間の関連性について強力な知見が得られた」と、この試験の責任医師で、ロチェスターにあるメイヨークリニックの内分泌学者 Mathew Drake医学博士は述べる。「これらの知見は非常に刺激的である一方で予備的なものであり、他の試験での検証が必要である。しかし、ビタミンDのサプリメントがリンパ腫の治療を補助する可能性を提起しており、今後の研究を促進するだろう。」

ビタミンD値が不十分な患者とビタミンDが最適値にある患者とを比較した場合、ビタミンD欠乏患者では疾患進行が1.5倍で、死亡リスクは2倍であった。

得られた知見はビタミンDと、癌リスクおよび予後との関連性をさらに支持するもので、ビタミンDのサプリメントが、既に何らかの癌と診断された患者に対しても役立つ可能性を示すものだ、とDrake医師は述べる。「ビタミンDが癌の始まりや進行に果たしている明確な役割は不明である。しかしビタミンDが、癌を制限する他の重要な過程の中で、細胞増殖や細胞死の調整に何らかの役割を果たしていることははっきりと分かっている。」

この知見は、ビタミンDが総体的な健康にとって重要であることを示唆する他の分野での研究を強化するものでもある、とDrake医師は述べた。「ビタミンD値を維持するのは非常に簡単で、毎日、安価なサプリメントを摂取するか、あるいは夏に15分の日光浴を週に3回行うだけで、体脂肪中に蓄えることができる」。多くの医師が1日に800~1200IU(国際単位)を推奨しているとDrake医師は補足した。

日本ではビタミンDの平均摂取量が5μg(200IU)/日、上限が50μg(2000IU)/日とされていますが、世界の専門家が勧めている摂取量は1000~2000IU/日です。桁が違います。この量を食物だけから摂ることは困難です。まだ十分な知見に達していないとはいえ、世界の趨勢は高用量のビタミンDの摂取を進める方向です。高くて効果の明かでない巷のサプリメントには手を出すのに、安価なビタミンDのサプリメントを摂らないのは、がん患者としては「もったいない」ことのようです。

高価なサプリメントに手を出すがん患者は、「こんなに高いサプリメントだからきっと効くはずだ」という錯覚に陥りがちです。そんながん患者の錯覚を利用して、悪質ながんビジネス業者は「サプリメントは安くすれば売れない。高ければ高いほどよく売れる」と言い切っています。きっと研究開発費がかかるから高いのだろうと、善良で悪徳ビジネスの餌食になりそうながん患者は考えるのでしょうが、ちょっと待ってください。新薬の研究開発費に多額の資金をつぎ込んでいると思われる大手製薬企業の財務内容を見てみましょう。

日本と世界の大手製薬企業の、総売上高に占める研究開発費は20%前後です。そして広告宣伝費・販売促進費が40%以上を占めていると言われています。テレビのコマーシャル、MR活動と言われる、医師を相手の営業活動(飲ませ食わせも!)が研究開発費よりも大きいのです。大手製薬企業ですらこのようですから、エビデンスのための治験などに金のかからない巷のサプリメントに多大な研究開発費がかかるはずがないのです。

サプリメントの選択に迷ったら、「理由がなく高価なものは避ける」という一点だけを判断基準にするのも、簡単ですが効果的な選択方法だと言えます。一生飲み続けられる金額かどうか、じっくり考えてみてください。

ちなみに、私が毎日服用しているマルチビタミン剤には2000IU/日のビタミンDが含まれています。


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