がんと食事(4)

Web交流会のご案内


【日 時】2020年12月12日(土) 13:00~16:00(開場:12:45)
【場 所】Zoomを使ったオンラインの集まりです
【対 象】膵臓がん患者とその家族、遺族
【参加費】500円 (PayPal決済、郵便振替)
【定 員】100名
【内 容】
第一部 がん研有明病院 腫瘍精神科部長 清水研先生の講演
『もしも一年後、この世にいないとしたら ~4000人の患者家族と対話した精神科医の学び~』
第二部 患者さん同士の交流会

ウェブ会議ツール「Zoom」を使ったWeb交流会となります。
スマホだけで簡単に参加することができます。

参加申込受付中です。 詳しくはオフィシャルサイトで


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SDIM1177

DP2 Merrill F5.6 1/160秒 ISO200 清澄庭園にて


葬られた「第二のマクガバン報告」 (中巻)
キャンベルは、第3章「がんの進行は止められる」と第8章「がん対策はどのように改善されるべきか」で、がんに焦点を当てて説明しています。

がんの進行過程を、(芝に例えれば)

  1. イニシエーション(形成開始期)芝生の種を蒔く
  2. プロモーション(促進期)芝が種から生長をはじめる
  3. プログレッション(進行期)隣の敷地や道路にまで広がる

に分けています。2.のプロモーション期、つまりがん細胞が発見可能な大きさになるまで成長し増殖する期間は、食事がいちばん重要となるときです。またこの時期にがんの成長に必要な要素が与えられなかったとき、がん細胞は「休眠状態」に入ります。このとき、動物性食物はがんのプロモーター(促進物質)となり、植物性食物はアンチ・プロモータ(抗促進物質)となるのです。どちらの食物が多い香によって、この過程ではがん細胞の増殖のONとOFFを切り替えて、コントロールすることが可能になるのです。

食べ物によって、ほとんどのがんを予防することができるのです。早期発見・早期治療などと言いますが、それ以上に「がんを育てないものを食べる」ことが重要です。

がんの再発・転移にも低タンパクの食事が有効だと言えるでしょう。

再発・転移したがんにはどうでしょうか。プログレッション期には食物でがんに対抗することはできないのでしょうか。これががん患者として一番関心があることです。再発・転移したがんには、放射線や抗がん剤ですら有効ではありません。治ることは期待できず、延命効果があるだけです。これらでもがん細胞を消失させることは難しいのですから、食事療法だけでがんが消えるはずもありません。癌が消えることを「科学的に」証明した食事療法は一つもありません。この点に関しては『がんに効く生活』がより詳細に書いているので、そちらを読むと良いでしょう。

しかし、キャンベルはまた次のようにも言っています。

致命的な皮膚ガンである進行メラノーマ(進行性悪性黒色腫)は、ライフスタイルを変えることによって軽減、あるいは回復が可能なことも、いくつかの研究が証明している。

実験動物の体内で発症し成長中のガンであっても、正しい栄養の摂取によって、成長をスローダウンさせたり、進行を停止させたり、あるいは回復させることさえ可能だ。幸運なことに、人間の場合でも、同じ「正しい栄養」の摂取が、最大限の症状改善をもたらしてくれるのだ。それは病気のあらゆる段階において可能なのである。

葬られた「第二のマクガバン報告」(下巻)プラントベースのホールフードは、治る可能性を高めてくれます。治らなくても、がんの進行を抑えてくれる高い可能性があるのです。シュレベールは『がんに効く生活』で、自ら証明して見せました。


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肉はどこまで許されるか?

では、肉は一切食べてはいけないのでしょうか。いきなりゼロにしろと言われても難しいのではないだろうか。博士は次のように言っています。

「チャイナ・プロジェクト」の研究結果は、「摂取する動物性食品の割合が少なければ少ないほど、健康効果が高い」ということを示している。たとえ動物性食品の割合が10%から0%に減少した場合でもこの考え方は当てはまる。したがって「動物性食品の割合はゼロが最善である」としても不適切ではない。

しかし、このことは完全に証明されているわけではない。確かにほとんどの健康効果は、動物性食品の摂取量が非常に低いときに実感される。しかし、「ゼロ」ではないというのも事実だ。
したがって、私のアドバイスは、「食事からすべての動物性食品を排除すること」だが、むやみに完壁を期す必要はない。ということだ。

私の場合は、例えばカレーライスの中にポークが一切れあったとしても、それをよけたりはしません。おいしく食べさせていただきます。

乳がんと牛乳──がん細胞はなぜ消えたのか
ただ、牛乳は一切摂らない方が良い。牛乳は子牛が摂るものであって、人間が摂るものではない。授乳期を過ぎた哺乳動物で乳を飲む動物はいません。

そして、これが大事なことだが、がんにならないことのためだけに食事があるわけではないのです。食べる楽しみもあれば、文化的側面もある。「豊かさが生む病気」が癌ならば、「貧しさが生む病気」もあるのです。癌にならないための食事が、必ずしも幸福とは限らない。どのような食生活をするかを選択するのはあなたです。

食べることは、外界の異物を体内に取り入れることですから、どんな場合でも「リスク」があります。それを言えば、生きていることがリスクなんですね。

      生きていることは、健康に悪い !

                                                                <続く>


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