膵臓がん患者の血糖値管理

Web交流会のご案内


【日 時】2020年12月12日(土) 13:00~16:00(開場:12:45)
【場 所】Zoomを使ったオンラインの集まりです
【対 象】膵臓がん患者とその家族、遺族
【参加費】500円 (PayPal決済、郵便振替)
【定 員】100名
【内 容】
第一部 がん研有明病院 腫瘍精神科部長 清水研先生の講演
『もしも一年後、この世にいないとしたら ~4000人の患者家族と対話した精神科医の学び~』
第二部 患者さん同士の交流会

ウェブ会議ツール「Zoom」を使ったWeb交流会となります。
スマホだけで簡単に参加することができます。

参加申込受付中です。 詳しくはオフィシャルサイトで


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「京急・空港線 最後の日」 DP2 Merrill F6.3 1/250 ISO200 正月の箱根駅伝で”難所”として有名な国道15号線の蒲田第一踏切が、10月20日を最後に高架化されました。最終日には、たくさんの鉄道ファンがカメラを構えていました。


膵臓がん患者は、糖尿病の治療をしている、あるいは血糖値の管理に苦労している患者が多いのではないでしょうか。

私の場合は幸いインスリンは結構分泌されているようで、SU系のアマリールを0.5mg/日飲んでいるだけです。先月腸閉塞で入院したときには、アマリールの服用を止められて、毎食前と就寝前に血糖値を測定されました。測定結果はほぼ150~200mg/dLの範囲でしたが、一度だけ200を超えてインスリンを注射しました。アマリールの服用を止めても、食事制限(糖質制限食)と運動、適度な睡眠を管理すれば、薬は要らなくなる可能性があることを示していると考えています。

アマリールを長期服用した場合、心筋梗塞による死亡リスクが高くなることが知られています。また、それに変わる薬としてDPP-4阻害薬がありますが、この薬は免疫系に影響し、発がん作用があることが明らかになってます。インスリンは体内で作られるものと同じですから、これを適量注射するのがいちばん安全な方法です。しかし、膵臓から分泌されるインスリンは最適な量になるように管理されていますが、注射では不足や過剰になる恐れがあります。インスリンには細胞分裂促進作用があるので、過剰なインスリンは、仮にがん細胞があれば、その分裂・発育を促進する可能性があります(再発・転移のリスクを上げるかもしれない)。

新版のんではいけない薬
「がんサポート情報センター」の2012年11月のトピックス欄に、「一部の糖尿病治療薬が膀胱がんのリスクを高める」との記事が掲載されています。商品名「アクトス」の2型糖尿病治療薬が膀胱がんのリスク増加と関連していると、カナディアン・メディカル・アソシエイト・ジャーナル誌の電子版で報じられたとの内容です。実は、これは浜六郎氏の著作『新版のんではいけない薬』に既に書かれていることなのです。

浜氏はこの著作で次のように書いています。

四つ目はグリタゾン剤です。自前のインスリンは出ているのに効きが悪い、主に肥満者の高血糖を防止すると主張されているものです。1998年に最初に登場した「ノスカール」は、肝臓の害のため、2000年3月に使用中止となりました。現在その仲間の「アクトス」が使われていますが、むくみが生じやすく、心臓への負担も大きいため、心不全や心筋梗塞を起こす危険が高いこと、骨が軟化し、骨折しやすくなること、膀胱がんが増加することが、動物実験、臨床試験、疫学調査でわかっています。動物実験で、血糖値を下げる用量で心臓などに対する毒性が出たため、長期にヒトに使うと害があることが予測され、中止すべきと私は主張してきました。指摘したとおり、心不全例が報告されはじめ、2000年10月、警告が出ました。その後の05年9月、重症の糖尿病を対象としたプロアクティブという「アクトス」の長期臨床試験の結果で、「有効だった」との主張がされています。しかし、心不全を除いて評価しているため、まったく信頼できません。心不全を入れて検討すると、悪いことのほうが多い傾向さえ認められました。膀胱がんも増加していました。さらに11年、フランスとドイツで膀胱がんが多発するなどの理由で「アクトス」は販売が中止され、回収までされました。

浜氏は2000年の早い段階からアクトスの危険性を警告していますが、ロイターの記事によれば、FDAは2011年6月になってやっと新規の使用中止を決定しています。しかもこの薬の特許が2012年8月に切れて後発医薬品が販売される予定でした。

しかし、武田薬品工業は年間500億円の売上を上げているこの薬を売り続けたいと考えて、後発医薬品メーカー訴えたのです。理由は、「アクトスの組み合わせ特許は2017年まで有効だ」というのです。そして、なんとしても利益を確保したい武田薬品工業、日本ではアクタスを販売し続けると発表しています。それは欧州医薬品評価委員会が「添付文書に、新たな投与禁忌、使用上の注意を追記し、適切な患者さんを投与対象とすること、および患者さんに対して定期的な有効性と安全性の確認の必要性を追記することで、そのリスクを軽減できる」という結論を出したからです。こういう経営方針の会社なら、危険性にも目をつむるに違いありません。他の薬も大丈夫かと疑ってかかる必要がありますね。

もうひとつのDPP-4阻害薬の話題です。

日経メディカルオンラインの「DPP4阻害薬で脱インスリン」の記事です。こちらはインスリンを注射している患者をDPP-4阻害薬で「脱インスリン」に成功した治療法の紹介です。内服薬で調整しながら低血糖や高血糖を避けてインスリンから離脱させることが可能だとしています。

DPP-4の副作用などはまったく考慮していません。確かに毎日インスリンを注射するのは根気の要る作業です。しかも生きているかぎり続くのですから、経済的にも負担になります。「飲み薬で対応できるのなら・・・」という気になるのも良く理解できます。ただ、DPP-4阻害薬には免疫系への影響や発がん作用の他にも重大な副作用の可能性があることは知っておくべきでしょう。

(社)日本糖尿病協会のサイトには、SU系(アマリールなど)とDPP-4阻害薬の併用で死亡例もあると書かれています。

【重要】
最近インスリン療法を中止して、リラグルチドに切り替えた症例で糖尿病ケトアシドーシスを発症し、死亡に到った2例に加え、著明な高血糖をきたした7例が報告されている。
リラグルチドはインスリンの代替とはならないため、インスリン治療中の患者では、患者がインスリン依存状態にあるか、非依存状態にあるかについて評価を行ったうえで本剤使用の可否を判断する(インスリン依存状態にある患者では本剤への切り替えは行われるべきではない)。

いずれの治療法を採用しても、何らかのリスクがあります。自分の病状とリスクに対する考え方に合った治療法を選択するべきです。

私の場合は、SU系のアマリールを徐々に減量してきて、今では最少量の1日0.5mgになっています。これ以上減らすには止めるしかありません。DPP-4阻害薬も先生から一度は勧められましたが、断ってアマリールを継続しています。

私の膵臓は大部分が切除されて、膵頭部がごくわずかしか残っていないにもかかわらず、頑張ってインスリンはほぼ正常に分泌されています。アマリールの効果も何割かはあるのでしょう。いずれは効かなくなるときが来るでしょうが、それまでは現状のまま続けようと思っています。効かなくなったらスーパー糖質制限食で対応し、それも効果が出なければインスリン注射をする。このような考えています。新しい薬は心配だし、インスリンの過剰で膵がん細胞が増殖するリスクよりは、アマリールで心筋梗塞になるリスクの方がまだましだ、と判断したわけです。

いつも書いているように、「とにかく歩け、歩け」が第一です。少なく食べて、夜更かしはしない。ストレスは溜めない。ストレスを溜めないためには「瞑想」が効果的です。サイモントン療法以外にも、マインドフルネス瞑想法、ヴィパサナー瞑想を少しはじめました。こちらも効果を実感しています。


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