膵臓がんの冊子が更新

「がん情報サービス」のがんの冊子「膵臓がん」が更新されました。(1/30)

「膵臓がんの疑い」と言われたら、何よりもまず読んでおきたい冊子です。この際、内容の要点を記しておきます。

●あなたに心がけてほしいこと
■ 情報を集めましょう
まず、自分の病気についてよく知ることです。担当医は最大の情報源です。担当医と話すときには、あなたが信頼する人にも同席してもらうといいでしょう。わからないことは遠慮なく質問してください。また、あなたが集めた情報が正しいかどうかを、あなたの担当医に確認することも大切です。

■ 病気に対する心構えを決めましょう
がんに対する心構えは、積極的に治療に向き合う人、治るという固い信念をもって臨む人、なるようにしかならないと受け止める人などいろいろです。どれがよいということはなく、その人なりの心構えでよいのです。
そのためには、あなたが自分の病気のことをよく知っていることが大切です。病状や治療方針、今後の見通しなどについて担当医からよく説明を受け、いつでも率直に話し合い、その都度十分に納得した上で、病気に向き合うことに尽きるでしょう。

●膵臓がんとは
膵臓がんは、早い段階では特徴的な症状はありません。膵臓がんの方が受診された理由を調べると、胃のあたりや背中が重苦しいとか、何となくおなかの調子が悪い、食欲がない、体重が減ったといった漠然とした症状が多いようです。膵臓がんに関連のある症状として、がんで胆管が詰まると皮膚や白目が黄色くなる黄疸が出ることがあります。黄疸が出ると体がかゆくなったり、尿の色が濃くなることもあります。また、膵臓にがんができると糖尿病が急激に悪化する、血糖のコントロールが悪くなるということもあります。

どの部位のがんも同様ですが、膵臓がんは早期発見が重要です。とはいえ進行も速く、消化器がんの中でも手ごわいがんの1つです。

膵臓がんに対して温熱療法や免疫療法などが試みられていますが、はっきりした効果は確認されていません。有効であることが証明されていない治療は研究段階にあるため、「臨床試験」として実施されています。

●転移
膵臓がんは、がんが小さなうちから膵臓の周囲に広がったり、特に肝臓などに転移しやすい性質があります。早い時期から転移を起こすことも膵臓がんが治りにくい一因と考えられています。

●再発
膵臓がんは、切除可能な場合でも術後早めに再発することが多いがんです。再発といってもそれぞれの患者さんで状態は異なります。転移が生じている場合には治療方法も総合的に判断する必要があります。それぞれの患者さんの状況に応じて治療やその後のケアを決めていきます。


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