がん研有明のプレシジョン医療がすごい!

Scrum-Japanなどのプレシジョン検査が話題ですが、検査の結果対象となる患者は10%程度にとどまるようです。

オンコロにプレシジョン医療の集中連載が乗っていますが、最新記事で紹介されている、がん研有明のプレシジョン検査がすごいですね。

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次世代シーケンスによるエクソーム解析とリキッドバイオプシーの併用、将来的にはAI(人工知能)によるビッグデータを参照しての情報提供などなど、顧問の中村佑介教授の音頭なのでしょう。

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費用は研究費でまかなうので患者の負担は数万円になりそうです。こちらに北海道がんセンターのがん遺伝子パネル検査の費用が載っていますが、65万円です。

野田先生 がん研有明病院も、SCRUM-Japanの参加施設であり、SCRUM-Japanの対象になるものは、そちらで実施します。ただ、SCRUM-Japanやいくつかの大学病院などで、現在、実施されているプレシジョン診断は、主にドライバー遺伝子をターゲットにした分子標的薬治療を想定しており、実際に新規の治療や治験の対象になる患者さんは、がん患者全体の10%程度に過ぎません。われわれの研究は、もっとプレシジョン医療の対象になる患者さんの割合を増やせる方向で進めたいと考えていますし、前向きに治療の選択肢を増やして、プレシジョン医療の活用によって、生存期間が延びたりがんと共存できたりする患者さんを、もっともっと増やせればと考えています。

SCRUM-Japanはがんのドライバー遺伝子を対象としているから、遺伝子異常の見つかる確率が低いのかもしれません。(※ドライバー遺伝子:細胞のがん化に直接の関わりを持つ遺伝子、がん細胞の生存に欠かせない遺伝子である)

2018年中には始動するそうですから楽しみです。そういえば、昨年あたりからがん研は新しい病棟を建てていましたね。こうした事情もあるのでしょう。


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