3件の膵臓がんの臨床試験結果

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久しぶりに、オンコロで膵臓がんの記事がアップされています。それも3件同時に。しかし、肯定的な結果は1件のみとなりました。

・転移性膵がん患者が対象の第1/2相試験
・1stライン治療としてのFOLFOX療法+イリノテカン内包リポソームの上乗せ効果を検証
病勢コントロール率は71.9%、客観的奏効率は34%を示した

無増悪生存期間(PFS)、全生存期間(OS)の結果はまだですが、転移性膵がん患者に対するファーストライン治療としてのFOLFOX療法に対するイリノテカン内包リポソームの上乗せ効果が本試験により証明されました。

・FOLFIRINOX療法非適応の未治療転移性膵がん患者が対象の第3相試験
・術後化学療法としてのナブパクリタキセル+ゲムシタビン併用療法の有効性・安全性を検証
・独立評価委員会判定の無病生存期間は達成できなかった

FOLFIRINOX療法非適応の未治療転移性膵がん患者に対する術後化学療法としてのナブパクリタキセル+ゲムシタビン併用療法の有効性、安全性を検証した第3相のAPACT試験。

他の臨床試験では、転移性膵がん患者に対するナブパクリタキセル+ゲムシタビン併用療法の全生存期間(OS)中央値は8.7ヶ月に対してゲムシタビン単剤療法は6.6ヶ月、ナブパクリタキセル+ゲムシタビン併用療法で全生存期間(OS)を統計学的有意に改善することが示されている(P > .001)が、本試験の主要評価項目である無病生存期間(DFS)中央値においては有効性を示せなかった。

・転移性膵管腺がん患者を対象とした第2相試験
・イミフィンジ±トレメリムマブ療法の有効性・安全性を比較検証
・試験開始前に定めた10%以上の客観的奏効率達成基準を両群ともに満たせず

免疫チェックポイント阻害薬の可能性が膵管腺がんにおいても注目されているが、転移性膵管腺がん患者に対する抗PD-L1抗体薬イミフィンジ±抗CTLA-4抗体薬トレメリムマブの有用性を確認する目的で本試験が開始された。

しかし、主要評価項目である客観的奏効率(ORR)の達成基準を満たすことはできませんでした。

免疫チェックポイント阻害薬は膵臓がんには効かない、という経験則が検証された形です。


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