「膵癌診療ガイドライン2019」知らなきゃ損


【日 時】2020年9月21日(敬老の日) 13:00~16:00(開場:12:45)
【参加資格】膵臓がん患者とその家族
【参 加 費】無料
【定 員】 100名
【内 容】
第一部 講演:佐藤典宏先生
   「膵臓がんの標準治療と代替医療~外科医の立場から~」
第二部 患者さん同士の交流会。コロナにも膵臓がんにも負けないぞ!

ウェブ会議ツール「Zoom」を使ったWeb交流会となります。
スマホだけで簡単に参加することができます。


詳しくはオフィシャルサイトで

9月20日9:00AMまで参加申込受付中です。
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「膵癌診療ガイドライン2019」が改訂され、7月に出版されています。

「切除可能境界膵癌の治療法」や「支持・緩和療法」が新設されるなど、高齢膵癌患者の増加、ゲノム医療の到来などの急激な社会変化に対応した改訂となっています。

膵癌診療ガイドライン 2019年版

膵癌診療ガイドライン 2019年版

3,672円(09/17 20:06時点)
発売日: 2019/07/18
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内容を知らないともったいない

今回の改訂によって患者に有益な内容が増えていますが、患者向けの解説版がまだ出されていないので、内容を知らず不利益を被っていることも懸念されます。

そうした方のためには、Mindsガイドラインライブラリーに一部を公開しているので、お薦めです。(草案ですが、出版されたものとほぼ同じです)

使い方

例えば、大きな血管に浸潤しているから手術ができないと言われたとき、

B2 膵癌に対して動脈合併切除は推奨されるか? 」を開いてみましょう。

1. 腹腔動脈 (DPCAR)は行うことを提案する
2. 肝動脈は行うことを提案する
3. 上腸間膜動脈は行わないことを提案する


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とあります。

膵癌の根治を目指した治療法であるため、効果指標として全死亡率の低下、R0切除率、長期生存の向上を重要視した。
同時に安全性の担保が不可欠であるため、合併症発症率および在院死亡率をそれに次いで重要視した。 近年の局所進行切除不能症例における薬物治療の成績向上により、平均生存期間は動脈合併切除症例と同等である可能性がある。しかし動脈合併切除症例では高率ではないが3年以上の長期生存が期待される。ただし合併切除される動脈の種類によって施行症例数や予後に大きな差異があるため、同一に取り扱うべきではないという意見を重視した。注意すべき点として、動脈合併切除は術後合併症発生率と在院死亡率が高い傾向があるため、動脈合併切除を安全に実施できる体制が整っている施設において行うべきであり、危険性と有益性のバランスを患者に十分説明する必要がある。

エビデンスは弱いが、生存期間が伸びるなどの利益が得られる可能性があるとされています。

切除不能膵癌の一次化学療法としては、

  1. ゲムシタビン塩酸塩単独療法を行うことを提案する。
  2. S-1単独療法を行うことを提案する。
  3. FOLFIRINOX療法を行うことを提案する。
  4. ゲムシタビン塩酸塩+ナブパクリタキセル併用療法を行うことを提案する。

とされていますが、これらの抗がん剤が効かなくなったと言われたとき、

「LC2(MC2)切除不能膵癌に対して二次化学療法は推奨されるか?」には、

一次療法不応後の切除不能膵癌に対して二次化学療法を行うことを推奨する。
1) ゲムシタビン塩酸塩関連レジメン後ではフルオロウラシル関連レジメン(FF/MM-398を含む、ただしMM-398は国内未承認)を提案
2) フルオロウラシル関連レジメン後ではゲムシタビン塩酸塩関連レジメンを提案
3) MSI-Hであればペムブロリズマブ(キイトルーダ)を提案

とされています。

国内第三相試験で優位であったFF/MM-398は早く承認してもらいたいものです。


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