確定申告をするには整理券が必要
今年もまた確定申告の時期になってきました。例年早めに準備をしているのですが、今年から e-tax での申告を考えています。
その理由は、青色申告特別控除額の65万円が、これまで通りの紙による申告ですと10万円減額されて55万円になります。しかし e-tax で申告をすれば65万円のままです。加えて基礎控除額が38万円から48万円に増額されますから、e-tax で申告をすれば課税対象額が10万円減ることになります。
ただ e-tax をするためにマイナンバーカードを取得するつもりはありません。マイナンバーカード方式ですとIC カードリーダーも必要になってきます。何よりも最近の政府はコロナワクチンとマイナンバーを結びつけようとしたり、運転免許証、健康保険証と結びつけようとするなど、私から見れば必要もないマイナンバーカードの拡散に躍起になっています。
しかしID とパスワード方式でも e-tax での申告はできます。ID とパスワードはすでに昨年取得していますから、それで申告を済ませようと思っています。
しかし e-tax 方式、国税庁のサイトを見ても複雑で分かりづらいですね。電話コーナーも混んでいて繋がりません。
これが一番楽です
ID パスワード方式でe-tax をするのなら、国税庁の確定申告書作成コーナーで所得税の申告書類を作成し、青色申告決算書は別途郵送で税務署宛に送る。この方法が一番楽なようです。
というのは、青色申告決算書は PDF ファイルでの受付がされないのです。「やよいの青色申告」から、e-tax 用の決算書データは出せるのですが、これはマイナンバーカード方式でしか使えず、ID パスワード方式では使うことができません。
やよいの青色申告から印刷をした決算書を見ながら、確定申告書作成コーナーの「決算書・収支内訳書」でキーボード入力をすれば可能なのですが、減価償却金額が端数処理の関係なのか、「やよいの青色申告」と確定申告書作成コーナーの金額で1円の誤差が生じてしまいます。減価償却資産が10件があれば10円の誤差です。1円以下の端数処理をプログラムでどのように処理をしているのかの違いなんでしょう。
というわけで決算書は郵送した方が楽です。
ところで国税庁の確定申告書作成コーナー特集ページを見ると、税務署に行って確定申告をするには入場整理券が必要だと書かれています。
整理券はLINEでも申請できるようです。
まあそうでしょうね。
確定申告の時期は相当の過密状態になりますから、所得税を払いに行ってコロナウイルスをもらってくるのでは割に合いません。
青色申告特別控除の関係で今年から e-tax にしたのですが、コロナの事を考えるとe-tax で正解。
3密の税務署には行かない方が良さそうです。