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Web交流会のご案内


第12回『膵臓がん患者と家族の集い』Web交流会

【日 時】2021年12月12日(日) 13:00~16:00(開場:12:45)
【場 所】Zoomを使ったオンラインの患者会です
【対 象】膵臓がん患者とその家族
【参加費】1000円
【定 員】50名
【内 容】
第1部 佐藤典宏先生の講演「膵臓がん患者の運動と食事・サプリメント」
第2部 膵臓がん 何でも質問箱:事前の質問に佐藤先生がお答えします。
第3部 患者さん同士の交流会

ウェブ会議ツール「Zoom」を使ったWeb交流会となります。
スマホだけで簡単に参加することができます。
12/9(木)9:00AM 参加申込締め切り

詳しくはオフィシャルサイトで

地中海食はがんの進行を抑制する

地中海食とは

世界無形文化遺産としても登録されている地中海食(地中海料理)は、がんにも効果があるのではないかと言われてきました。

地中海食は、地中海食ピラミッドにあるように、穀類、野菜・果物類、乳製品、魚介類をバランス良くとり、油脂分は、オリーブオイルを中心に、肉類は少量摂取します。中でも、小麦粉からできているパスタやパンは摂取エネルギーの50~60%程度を占めています。加えて、食物繊維やビタミンが豊富な野菜、ナッツや果物、低飽和脂肪酸であるオリーブオイル、乳製品をほぼ毎日摂取し、肉類を控えて、DHA、EPAを含む魚介類を多く摂取することで、健康寿命の延伸に効果があると考えられています。

地中海食のがん抑制効果 MDアンダーソンがんセンターの研究

シュレベールの『がんに効く生活』にはたくさんの抗がん作用が期待できる食物が紹介されていますが、そのほとんどが地中海食ピラミッドに属する食べ物です。

地中海食は一貫して、がん、心血管疾患、死亡率のリスク低下に関連していることが知られています。

食べ物にはがんの抑制効果があるとしても、それはこれから発生するがんに対してであり、できてしまったがんには効果があるかどうか疑問だとの指摘が続いていました。

できてしまったがんが食事でなんとかなるはずはないと言われてきたけど・・・

MD アンダーソンがんセンターの発表した研究では、研究開始時に地中海式食事法の基本原則により近い食生活をしていた限局性前立腺がん患者ほど、病気の過程で良い結果を得たことが本研究で明らかになりました。

  • 本研究では、グリーソングレードグループ1または2の限局性前立腺がんで、監視療法プロトコルを実施している410人の男性が対象となった。
  • 研究開始時に確認用生検を受け、6カ月おきに診察と血清PSAおよびテストステロンの臨床検査による評価を受けた
  • 参加者は研究開始時に170項目から成る食物頻度質問票に記入し、参加者ごとに9つのエネルギー調整食品群にわたって地中海食スコアが算出された。その後、参加者を地中海食志向の度合によって高度、中度、低度の3つのグループに分けた
  • 地中海食スコアが高いことと、がんグレードの進行リスクが低いこととの間に有意な関連を認めた
  • 地中海食スコアが1ポイント上昇するごとに、進行のリスクが10%以上低下することが明らかになった
  • 果物、野菜、豆類、穀物、魚をより多く摂る食事をする男性は、積極的治療を検討する段階にまで前立腺がんが増殖または進行するリスクが低下していた
  • 糖尿病およびスタチン使用の影響を調べ、これらの患者群で同様のリスク低下を認めた
  • アフリカ系アメリカ人や白人以外の参加者では、地中海食の効果がより顕著であることも明らかになった

「今回の研究結果は、植物性食品や魚を多く含み、一価不飽和脂肪をバランスよく含む食事を一貫して摂ることが、早期前立腺がんと診断された男性にとって有益であることを示唆している」とGregg氏は述べた。

医師

食事はがん治療でも基本なんじゃよ

私からの提案

がん治療において食事は大切です。しかし特定の1種類の食べ物によってがんが消えてしまうことなどはありえません。それでも済陽式食事療法やゲルソン療法、コーヒー浣腸など、科学的な根拠のない食事療法に惹かれるがん患者が後を絶ちません。

無理もないことだとは思いますが、本当に食事療法によってがん治療の効果を目指すのであれば、エビデンスに基づいた食事を取り入れるべきです。それは結局はバランスの良い食事ということに尽きます

この研究は予後の良好だと言われる前立腺がんについてのものですが、他の癌種についても同様のことが言えるのではないか。今後の研究が待たれます。

食事療法に関心があるのでしたら、シュレベールの『がんに効く生活』は一読する価値のある本です。

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