「膵臓がん患者と家族の集い」のご案内


【日 時】2025年11月29日(土) 13:15~16:00(開場:13:00)
【会 場】大田区立消費者生活センター 2階大集会室
【参加費】1,000円
【対 象】膵臓がん患者とその家族、ご遺族
【定 員】60名
【内 容】第1部:「温熱療法の最前線ー理事長が語るハイパーサーミアの治療効果」
         古倉 聴 京都先端科学大学教授 (社)日本ハイパーサーミア学会理事長
     第2部:患者・家族、ご遺族の交流会

申込締切は11月25日(火)19:00までです。
詳しくはオフィシャルサイトで


がんとマインドフルネス瞑想(3)

がん患者は、もっと心の平安に関心を

なぜなら、それががんとの戦いにおいて、あなたができる一番大きな効果を与えることのできる項目だからです。

がん患者は常に未来や過去のことに関心を向けています。どうして私ががんになったんだろうか、酒も飲まないしタバコもやらない。健康には十分気をつけていたはずなのに。

などと、変えようもない過去のことを振り返っては後悔をしています。

またある時は、この治療方法が効かなければどうなるんだろう。転移してしまうと何年生きられるんだろうか。これも変えようのない未来についてもんもんと思いを巡らしています。

これらは大きなストレスとなり、がん細胞に餌を与え増大させるようなものです。

心の平安を保つには「今、ここ」に意識を集中し、自分自身が何者であるのか、自然や世界との関わりでどういう存在なのか。そういう思いを持って、自分自身と触れ合うことです。

好むと好まざるとにかかわらず、この瞬間が私たちの持てる全てです。

しかし往々にして、私たちはその事実を忘れてしまいます。

多くの時間を、変えられない過去への想いに費やし、まだ到達していない未来に費やすことで、「今、この瞬間」を十分に生きているとは言えない、人生の大部分を無駄な思いに費やしていることになるのです。

「今、ここ」、この瞬間いる自分を意識し、「今、ここ」にいる自分しか存在しないのだということに気づけば、次の瞬間への行動と希望が出てきます。

そうした訓練をするのに最適なのが、マインドフルネス瞑想です。

しかし、やってみればわかりますが、呼吸に意識を集中して何も考えないようにしようとしても、1分と経たないうちに、頭の中はいろいろな思惑、過去や未来への懸念、そういった想いが駆け巡り始めます。

これは仕方のないことなんです。だからその度に意識を呼吸に引き戻し、呼吸を観察し、空気が出たり入ったりすること、ただそれだけに思いを戻します。その積み重ねです。

瞑想とは仏教の行ですが、宗教性を取り去ったものがマインドフルネス瞑想です。

マインドフルネス瞑想を続ける上でヒントになることをこのブログで時々載せていきたいと思っております。


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