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今日の一冊(121)『がん消滅』中村祐輔

岩木一麻の小説に『がん消滅の罠ー完全寛解の謎』という作品がありましたが、こちらは中村祐輔先生が、ゲノム医療やリキッド・バイオプシー、ネオアンチゲンについて解説した著作です。

がん消滅 (講談社+α新書)

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中村 祐輔
990円(09/18 00:53時点)
Amazonの情報を掲載しています

「今日の一冊」シリーズでは、私が読んだ本しか紹介しないのですが、これまでも発売前のものを紹介したことが一回だけあります。

今回も発売前なのに紹介するのは、ゲノム医療やネオアンチゲンについて、わかっているようでよくわからない。新聞記事や中村先生のブログを拝見しても、がん患者はどこまで期待して良いのか、今ひとつわからない。

かといって、専門の書籍を読んでも、そもそも遺伝子や免疫に関する知識がないと理解が難しい。

そうした疑問点に、充分に紙面を割いて説明してくれるだろうと期待するからです。

人工知能(AI)やビッグデータ、5GやIoTによってがん治療も変わるだろうと言われている。どこへ向かうのか、そのとき今のエビデンス至上主義の医療は変わるべきなのか、今のままで良いのか。そのような問題意識をもあって期待している。

【内容】

プロローグ「ゲノム医療」って何ですか?
・「遺伝」と「遺伝子」はどう違う?
・「DNA」と「遺伝子」はイコール?
第一章「プレシジョン医療」時代の幕開け
・21世紀に入り、時間は50万分の一、コストは100万分の一に
・遺伝子異常の数は、がんによってどう違う?
・国(エリアや民族)による遺伝子異常の違い
第二章 ゲノム解析が進んだ恩恵
・血液型も耳垢のタイプも遺伝子でわかる
・原因不明の副作用は「謎」ではない時代に
・社会ですでに活用されている「遺伝子診断」
・効かないホルモン治療薬を飲んでいる?
・糖尿病予防にも「遺伝子」を利用する時代に
第三章「リキッドバイオプシー」の可能性
・たったこれだけの血液でゲノムからがんがわかる
・患者の遺伝子からがんを早期発見
・患者個々に最適な薬剤を提示
・研究ラボ、臨床試験の現場から
第四章 免疫療法の新たな時代へ
・自分の身体のなかにある力で「がん」を消せる
・「副作用がない免疫療法は偽モノ」なのか?
・「ネオアンチゲン療法」とは
・「ネオアンチゲン×オプジーボ×リキッドバイオプシー」という治療法
第五章 私とがんとの闘い
・骨折と「白い巨塔」
・臨床医から「遺伝子」の基礎研究者へ
・FBIからのスカウト
・遺伝子治療と母の死
エピローグ AI医療の可能性
・「AIホスピタル」時代の到来
・医師の負担を減らし、「心ある医療」へ
・患者の笑顔を取り戻すために


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