膵臓がんのサバイバー:静脈血栓塞栓症になるリスクが10倍

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【日 時】2020年1月18日(土) 13:30~17:00(開場・受付:13:20ごろ)
【場 所】京急本線 京急蒲田駅東口から徒歩3分、JR蒲田東口から徒歩13分 大田区産業プラザ3階 特別会議室
【対 象】膵臓がん患者とその家族、遺族
【参加費】1,000円(会場使用料及び資料代)
【定 員】 80名
【内 容】
●講演:押川勝太郎先生「がん治療の心得は登山と同じと知ってましたか?~トラブルを織り込んだ先読み能力が寿命を伸ばす~」
●患者さんどうしの情報交換会~フリートーキング

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最終更新日

成人のがんサバイバーで、心血管疾患のリスクが増加しているというこの記事。

静脈血栓塞栓症は「エコノミークラス症候群」とも言われています。

多くの場合、血栓の全部または一部が、血流に乗って下大静脈・右心房・右心室を経由し、肺へ流れつき、肺動脈が詰まると肺塞栓症となる。肺動脈が詰まるとその先の肺胞には血液が流れず、ガス交換ができなくなる。その結果、換気血流不均衡が生じ動脈血中の酸素分圧が急激に低下、呼吸困難と脈拍数の上昇が起きる。典型的な症状は息苦しさや息を吸うときの鋭い痛みで、失神、ショックが起きる事もあり、時に死亡する。(Wikipediaより)

対照群と比較すると、20種のうち18種のがんのサバイバーで静脈血栓塞栓症のリスクが増加した。

調整ハザード比(HR)は、前立腺がん患者の1.72から膵臓がん患者の9.72までの範囲であった。ハザード比は経時的に低下したが、診断後5年以上でもまだまだ高い状態であった。

膵臓がんのサバイバーは、健康な人と比較して、静脈血栓塞栓症になるリスクが9.72倍、約10倍にもなるのですね。\(◎o◎)/!

結論として、

  1. おおかたのがん種のサバイバーでは、一つまたは複数の心血管疾患の中長期的危険性が増加し、危険性のパターンは、がんの種類や心血管疾患の特定の転帰によって異なった。
  2. ほとんどのがん種で静脈血栓塞栓症の危険性が大幅に増加
  3. がん種の半分のサバイバーで心不全または心筋症の危険性が増加した
  4. 化学療法が危険性の重要な要因として強調された。
  5. がんサバイバーは、がん既往歴がない対照群よりも心臓保護薬による治療を受けていない傾向にある

治療に当たる先生も、がんのことは気にしながらも、静脈血栓塞栓症にまでは気が回らないでしょう。

異常を感じたら、先生に告げて専門医の診断を受けることが良さそうです。

ところで、私は若いころから不整脈があるので、診察のときにはそれも含めてお願いしています。このごろはめったに出なくなりましたが。


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膵臓がんのサバイバー:静脈血栓塞栓症になるリスクが10倍” に対して1件のコメントがあります。

  1. 押川勝太郎 より:

    これは超重要な情報です。膵がん胆道がんでは100人中2〜3人が血栓症(脳梗塞、心筋梗塞、肺動脈血栓症など)を起こします(治療前から!)。当方は外来診察中に目の前で脳梗塞を発症して絶命された患者さんがいました。またあぐらをかいた状態で数時間座って作業をしていた、ある患者さんは下肢静脈血栓症から肺動脈血栓症を発症した人もいます。ずっと同じ姿勢で座っていたり、足を組む姿勢は膵がん胆道がん患者さんでは非常に危険だと思います。

    1. キノシタ より:

      押川先生。現場の経験からの貴重な情報、ありがとうございます。
      ぜひYouTubeでも取りあげてください。
      ますますがん患者は歩け、とくに膵臓がん患者は歩かなければ危険だということですね。
      がんを育てないためにも、心血管疾患のリスクを下げるためにも運動が重要ですね。

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