日本発のライナック型メリディアンを江戸川病院が導入
【クリーブランド2021年2月4日PR Newswire=共同通信JBN】ViewRay, Inc.(Nasdaq:VRAY)は4日、東京の江戸川病院がMRIdian Linac Systemで患者を治療する日本初の病院になると発表した。江戸川病院は2018年にMRIdianコバルトシステムによる患者治療を開始した。MRIdian LinacへのアップグレードはMRIガイダンスと線形加速器を一体化し、より高速かつ正確な放射線治療を実現する。
江戸川病院放射線科部長の浜幸寛医師は「この度は江戸川病院に日本で初めてMRIdian Linacを導入できた事を喜ばしく思っている。この治療器の導入により、膵臓がんや肺がん等の患者を中心により適用範囲を広げた、しかも短期間での治療効果が期待できる。日本人の患者だけではなく、海外からの患者も積極的に受け入れて、社会により一層貢献できることを期待している」と述べた。
メリディアンは従来の放射線治療システムとは異なりMRI画像と放射線治療を一つのシステムに統合します。国立がん研究センター中央病院と江戸川病院にはコバルト60を使ったメリディアンが導入されていました。
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国立がん研究センター中央病院ではこの装置を使ってすい臓がんの臨床試験が行われています。
今回江戸川病院には直線型加速器(ライナック)を使った MRIdian Linacが導入されました。
従来のコバルト60だと約5年ごとに半減期が来ますから、放射線源を交換しなければなりません。それには莫大な費用がかかるはずです。ライナックに交換することによって、より高出力になり、患者の被ばく線量も低減されます。
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