「光免疫療法」の膵臓がんへの期待

楽天グループ三木谷氏は、「個人的な野望としては、膵臓がんをイルミノックス治療で治すのが一つの目標。ただ、膵臓にイルミノックス治療をするには、クリアしていかなければならない課題があります」と膵臓がんについても言及した。

オンコロの最近ニュース記事にはこのように書かれています。

三木谷さんが言う「クリアすべき課題」とは、膵臓がん腫瘍が大きな血管に巻き付いていることが多いのですが、そしてそのために手術ができない患者さんがたくさんいます。この場合、光免疫療法で治療すると腫瘍が急速に溶け出してしまいます。大きな血管を塞いでいた腫瘍がなくなるのですから、穴が開き大出血します。

あまりにも効果が強すぎて、急速に腫瘍が無くなってしまうので、新しい細胞でその後を塞ぐための時間が間に合わないのです。たぶんこのことを言っているのだろうと思います。

膵臓がんへの適用も期待はしておりますが、早急に実現することは困難でしょうね。少なくとも現在の患者さんには間に合いそうもありません。しかし、臨床試験が数年内に始まってくれさえすれば、期待が持てるのでしょうが。


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「光免疫療法」の膵臓がんへの期待” に対して3件のコメントがあります。

  1. みのさん より:

    木下さん
    はい、精一杯生きましょう。生きることも立派な人助けになるかもしれません。やはり、癌は厳しい現実がありますが、さすがの膵臓癌もたまにはお目こぼしがあるようです。

    コロナのワクチンや治療薬がすごい勢いで開発され、使われてきています。癌にも有効な手立てが早期にでてきて、早く死なない病気になってほしいです。

  2. 池田 実 より:

    木下さん
    今日は、ご無沙汰しております。
    ついに10年目に突入しました。

    病院の窓から家の方向に見える木々の梢を望んで、家には生きて帰ることはないだろうと,9年前の今頃考えていたことを思い出します。
    木下さんのブログを見ても、自分も・・とは全く考えられませんでした。ですが、既にそのころの木下さんを超えています!
    いつも、木下さんには勇気と希望を与えて頂きました。本当に有難うございます。
    今後もよろしくお願いいたします。

    1. キノシタ より:

      みのさん。
      10年達成ですか。おめでとうございます。
      すい臓がんでもぽつりぽつりと長期生存者が出ておりますね。
      そうしたなかで、みのさんと私で先頭を走りましょう。

      本日は嬉しい便りをいただき、感動しています。
      これからもたまにはコメントなどくださいね。

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