2011年5月22日 / 最終更新日時 : 2018年3月23日 キノシタ 複雑系 新刊・近藤誠『抗がん剤は効かない』 近藤誠氏の新しい本 近藤誠氏が新しい本を出した。2011年1月号の文藝春秋に載せられた「抗がん剤は効かない」、翌2月号での立花隆氏との対談「抗がん剤は効かないのか」を収録するとともに、文藝春秋誌上では触れられていなかった […]
2011年4月24日 / 最終更新日時 : 2021年11月16日 キノシタ 補完代替医療 緑茶はがんに効くか?(2) これまで分かっているデータから、がん患者は緑茶についてどのように対応すれば良いのでしょうか。緑茶に限らず、補完代替医療のすべてに対しても、私たちは時には正反対の意見や実験結果に遭遇します。今回の福島第一原発の放射線の影響 […]
2010年11月27日 / 最終更新日時 : 2018年3月24日 キノシタ 免疫・ワクチン療法 ペプチドワクチンで腫瘍が増大することがある 退院して6日目です。何とか、本来の体調に戻ってきたようです。 グラフィック・メディカル・マガジン「Mebio」12月号が「がん免疫療法の進歩と問題点」を特集しています。中村祐輔教授の「ゲノム抗原による新しい腫瘍抗原の同定 […]
2010年10月16日 / 最終更新日時 : 2021年11月16日 キノシタ 複雑系 がんと自己組織化臨界現象 (4) 地震は”できごと”です。森林火災も砂山の雪崩も”できごと”であり「現象」です。”地震”という具体的な物質があるわけではありません。あたりまえのことです。自己組織化臨界”現象 […]
2010年10月10日 / 最終更新日時 : 2021年11月16日 キノシタ お薦めの本 がんと自己組織化臨界現象 (3) 生物の細胞あるいはがん細胞においても、これまで述べたようなべき乗則が成り立つのでしょうか。生物は複雑系であることはまちがいない。細胞内の生化学反応は複雑なネットワークを形成しています。細胞内の分子数はアボガドロ数のように […]
2010年10月9日 / 最終更新日時 : 2021年11月16日 キノシタ お薦めの本 がんと自己組織化臨界現象 (2) 砂山ゲーム 1987年、ニューヨークにあるブルックヘブン国立研究所の一室で、3人の理論物理学者が奇妙なゲームを始めました。テーブルの上に砂粒を一粒ずつ落としていったら何が起きるのかという問題に挑戦していたのです。何が起き […]
2010年10月6日 / 最終更新日時 : 2021年11月16日 キノシタ お薦めの本 がんと自己組織化臨界現象 (1) これまでに何度か複雑系について書いてきました。門外漢の私が、しかもがん患者がどうして複雑系という数理科学に関心を持つようになったのか。ひと言で言えば「がんは複雑系だから」ということにつきます。がんが複雑系だという理解を持 […]
2010年9月30日 / 最終更新日時 : 2022年3月28日 キノシタ 複雑系 手術は免疫療法 今日はこれからチェロのレッスン。「夢のあとに」は次回ということになって前回のレッスンから「イパネマの娘」に取りかかっています。ボサノバのリズムに四苦八苦です。どうしてもリズムに乗り切れない。メトロノームで練習したが難しい […]
2010年4月9日 / 最終更新日時 : 2022年3月28日 キノシタ 補完代替医療 野菜と果物によるがん予防効果は小さい? JNCI(Journal of the National Cancer Institute)に、ヨーロッパでの野菜と果物が全がんリスクを下げるかどうかの大規模試験の結果が載せられています。 こちらのブログで概要が紹介され […]
2009年11月21日 / 最終更新日時 : 2021年11月16日 キノシタ お薦めの本 リーマン予想 『魔性の難問』 「ガンペプチドワクチン療法」について続けて書いているが、ここでちょっと寄り道をして「リーマン予想」について。 先日NHKスペシャルで放映された『魔性の難問 ~リーマン予想・天才たちの闘い』が興味深かった。 リーマン予想と […]
2009年8月15日 / 最終更新日時 : 2021年11月16日 キノシタ お薦めの本 心と癌と量子力学の関係(6) 前回、「いま切実にがんの治癒を願っている患者は、がんを複雑系と考える立場をどのように自分の治癒へとつなげばよいのでしょうか」と書いて宿題にしてありました。私の答えは次のようになります。 がんの成長を抑制するための方法をす […]
2009年8月12日 / 最終更新日時 : 2021年11月16日 キノシタ お薦めの本 心と癌と量子力学の関係(5) 複雑系としてのがん いくつかのブログで「がんは複雑系」というテーマが語られています。 粘る希なガン患者さんの「複雑系」では、 私に言わせれば、「宇宙全体、天候現象、経済現象、人間社会、政治、ひとつひとつの生命体、あるいは […]
2009年3月11日 / 最終更新日時 : 2021年11月16日 キノシタ お薦めの本 エレガントな宇宙と宇宙を織りなすもの 丸善書店を散策。福岡伸一の『動的平衡』が目に留まったので、ぱらぱらと見てみたが、『もう牛を食べても安心か』や『生物と無生物のあいだ』で述べられているシェーンハイマーの動的平衡とそれに関する彼の理論以上のものが無く、同じよ […]
2008年11月14日 / 最終更新日時 : 2018年3月21日 キノシタ お薦めの本 癌の怖さは死ぬことだけではない 筑紫哲也さんが7日に亡くなり、TBSで追悼番組が放映されました。マスコミが次第に権力にすり寄り、「権力の監視役」という本来の役割を放棄しつつあるときに、また一人、反骨精神のあるジャーナリストを亡くしました。 番組は筑紫さ […]
2008年2月9日 / 最終更新日時 : 2021年11月16日 キノシタ お薦めの本 非線形科学:蔵本由紀 デカルトに始まる近代合理主義精神は要素還元的に、つまり分子よりは原子、原子よりも電子・中性子、これらよりもクオークやパイ中間子といったように、より根源的な物の普遍的構造を知ることによって、われらのこの世界の現象を理解でき […]