がん遺伝子パネル検査:膵臓がんで使える薬剤
リキッドバイオプシーが膵臓がん患者にも使えることになり、いよいよがん遺伝子検査を元にした治療が身近になってきました。
膵臓がん患者では、手術できる例が少なく、腫瘍組織を獲得するのが困難のために、がん遺伝子検査へのハードルは高くなっていました。
膵臓がんに使える薬剤は4種類に
現在、遺伝子検査の結果、膵臓がんで使える薬剤は4種類です。
- チェックポイント阻害剤ペンブロリズマブ(商品名 キートルーダ):MSIーH/TMBーH 患者。がん免疫療法に使用されるヒト化モノクローナル抗体であり、PD-1阻害薬の一つである
- TRK融合遺伝子阻害薬エントレクチニブ(商品名 ロズリートレク)
- BRCA遺伝子阻害剤オラパリブ(商品名 リムパーザ):BRCA遺伝子変異陽性患者
- ラロトレクチニブ(商品名 ビトラクビ ):TRK融合を有するがん患者を対象