2019年11月16日 / 最終更新日時 : 2023年10月14日 キノシタ お薦めの本 人はなぜ死を恐れるのか? 人はどうして死ぬことを恐れるのか? がんの告知を受けたらだれでも「死」が頭をよぎります。がんが治る病気になったとはいえ、やはり「がん=死」という受け止め方が普通だと思うし、膵臓がん患者なら「治る」ことは希なできごとである […]
2019年11月15日 / 最終更新日時 : 2019年11月15日 キノシタ 血糖値管理・糖質制限 糖尿病患者の75%が重症低血糖を知らない 14日は、国際糖尿病連合とWHO(世界保健機関)が制定した世界糖尿病デーでした。 膵臓がん患者にも、インスリンやインスリンの分泌を促す薬を服用している患者は多いでしょう。しかし、低血糖の危険性を理解してない方も多いように […]
2019年11月15日 / 最終更新日時 : 2021年11月17日 キノシタ お薦めの本 「死」は種の生存と他者の「生」のためにある 『遺伝子の夢』 帯に(利他的な遺伝子)と書いてある。ドーキンスの『利己的な遺伝子』はよく売れた本であるが、そのパクリか?と思って読み始めたが・・・。「人間は遺伝子を運ぶ舟である」という意味においては同じことを主張している […]
2019年11月13日 / 最終更新日時 : 2019年11月13日 キノシタ お薦めの本 今日の一冊(131)『笑いと治癒力』ノーマン・カズンズ ノーマン・カズンズは、不治の病と言われた膠原病から、ビタミンCと「笑い」を武器に五百分の一という奇跡的な回復をした人です。有名な書評誌『サタデー・レビュー』の編集長であり、核兵器廃止運動、環境汚染反対運動、世界連邦運動の指導的活動家でもあります。1956年に広島の「原爆乙女」25人をアメリカに招き、整形外科手術をうけさせたことで日本人に知られるようになりました。
2019年11月10日 / 最終更新日時 : 2019年11月11日 キノシタ がん一般 PET-CTによる被ばく量はどのくらいか? PET-CTとは? PET-CTとは、代謝を画像化するPET検査と、CT検査を同時に行うことができる、がん診断のための装置です。 がん細胞は正常細胞よりも多くのブドウ糖を消費するという特性があります。FDGというブドウ糖 […]
2019年11月9日 / 最終更新日時 : 2019年11月9日 キノシタ がん一般 数ヵ月前の私は、私ではない 福岡伸一の「もう牛を食べても安心か」(文春新書)には、ナチズムから逃れてアメリカに亡命したユダヤ人の生化学者シェーンハイマーによる水素の安定同位元素H-2を使ったねずみの実験を紹介しています。 安定同位体を使うと食物が体 […]
2019年11月9日 / 最終更新日時 : 2019年11月9日 キノシタ お薦めの本 今日の一冊(130)『キュア』田口ランディ がん患者にとって生とは、死とは? どのような治療法を選ぶべきなのかを問いかける田口ランディの小説です。 他人の意識に同調したり、波動を感じてエネルギーを注入することで他人の体内の「情報処理」回路を整理して病気を治す特殊な […]
2019年11月4日 / 最終更新日時 : 2021年2月6日 キノシタ 光免疫療法 光免疫療法ー膵癌・胆管癌での有効性を確認 久しぶりに光免疫療法の研究論文が出ました。しかも、膵臓がんを対象とした研究です。 Google先生が翻訳したものを載せておきます。 著者情報 1 東京慈恵会医科大学医学部消化器内科 2 分子イメージングプログラム、国立が […]
2019年10月26日 / 最終更新日時 : 2021年2月6日 キノシタ お薦めの本 今日の一冊(127)『緩和ケア医が、がんになって』 緩和ケア医の大橋洋平さんは、ある日大量の下血で胃の上部にジストが見つかります。gist(消化管間質腫瘍)は10万人に1人という希少がんです。 ジストの中でも相当の悪性、直径が10センチもあり、手術はできましたが、再発転移 […]
2019年10月20日 / 最終更新日時 : 2021年2月6日 キノシタ お薦めの本 今日の一冊(126)『がん外科医の本音』 こんなことを書けば同業の医者からは反発を喰らうのではないか、そういう著者の本音も書いたと述べています。 「医者は自分ががんになったら抗がん剤は使わない」 週刊誌などでそうした見出しを時々見かけることがありま […]
2019年10月17日 / 最終更新日時 : 2022年2月25日 キノシタ お薦めの本 今日の一冊(125)『急に具合が悪くなる』 乳がんが肝臓に多発転移して、主治医からは「急に具合が悪くなるかもしれない」と言われている哲学者の宮野真生子さんと、文化人類学者である磯野真帆さんの往復書簡です。 磯野真穂さんは「正しい情報に基づく患者さんの意思を尊重した支援」と誰もが言いますが、こういう大合唱に手放しで賛同する気にはなれません、と語っています。
2019年10月13日 / 最終更新日時 : 2021年2月6日 キノシタ 医療 テレビを見る、笑わない、昼寝は死亡率を上げる 女性セブン2019年10月17日号からの記事らしいですが、 水辺に住んでいる人:死亡率、死亡リスク/12~17%ダウン↓ カナダの研究ですね。 水辺から250m以内の地域に住む人は、そうではない人に比べて、心臓病・脳卒中 […]
2019年10月8日 / 最終更新日時 : 2021年11月17日 キノシタ お薦めの本 今日の一冊(125)『がん患者の心を救う』 精神腫瘍医 大西秀樹医師が、がん患者と家族の心の問題をとりあげた著作です。 精神腫瘍学とは がんという病気は患者の身体のみならずご家族の心にも影響を与えてしまいます。 そうして患者さんご家族の生活の質を落としてしまい、が […]
2019年10月5日 / 最終更新日時 : 2021年2月6日 キノシタ 医療 イカサマ治療にだまされる患者 科学的根拠のない似非医療、いかさま治療に騙されて犠牲になる患者が後を絶ちません。 先日の記事『白衣を着た詐欺師』でも書きましたが、イカサマ免疫療法だけでなく、怪しげな食事療法に惹かれる患者もたくさんいます。 どうすればこ […]
2019年10月1日 / 最終更新日時 : 2021年2月6日 キノシタ お薦めの本 今日の一冊(124)『がん検診は、線虫のしごと』 今日トイレットペーパーを買いに行ったら「売り切れ」!それも一番安いものだけが。みなさん少しでも節約しようと駆け込みですね。 体長1ミリの線虫が持つ嗅覚を利用し、1滴の尿でがんのリスクを判定する技術が、2020年1月から実 […]
2019年9月29日 / 最終更新日時 : 2021年2月6日 キノシタ 先進医療 中村祐輔先生の『がん消滅』 ネオアンチゲン療法、自由診療なので、2クール310万円 腎臓がん患者は6クールで消失した例ですが、それには約1000万円必要だったわけです。 免疫療法は効果が出るまでにある程度の時間が必要です。樹状細胞の培養にも数週間かかるので、その間に亡くなる方もいると書かれています。 効果が出ても消失までに到らなければ、治療を延々と続けることになりますから、相当の資産のある患者でなければ難しいでしょうね。数年間続けるといくらの費用になるのか。