2018年8月9日 / 最終更新日時 : 2022年10月11日 キノシタ お薦めの記事 がん患者が考える「生」と「死」 私たちは、死を運命づけられてこの世に生まれてきた。しかし、その死を刑罰として受けとめるのではなく、永遠の解放として、安らぎの訪れとして受け入れることができるはずである。 また、死の運命を背負わされた囚人として生きるのではなく、誇りと希望をもって自分にあたえられた時間を燃焼し尽くすこともできるはずである。 今日も私たちは死にむかって百を歩んだ。夕日に向かってその百を思うとき、死への一日としての重みにたえる時を刻んだということができるであろうか。
2018年8月8日 / 最終更新日時 : 2024年4月17日 キノシタ お薦めの記事 心の平安はがんの進行を抑え、QOLを改善する 自分の心の奥にある本心と真摯に向き合って、表現豊かな執筆をした患者は、生活の質(QOL)が改善し、がんの症状も改善したとの報告です。 表情豊かに書くことで、腎細胞がん患者の身体症状が改善されることが、ランダム化比較試験で示されたものです。
2018年8月6日 / 最終更新日時 : 2021年11月16日 キノシタ お薦めの記事 百歳まで生きることに決めて、神様にお委せする 私は最近になって、ドクター(シーゲルのこと)が書いている次の一節の本当の意味が少しだけ分かったような気がしている。というより、この一節の意味を心底理解できれば、自分のがんを完全に克服できることに気づいた、と言うべきかもしれない。 それは次の一節である。 もはや何の治療にも反応しなくなった末期の膵臓がん患者、フィリスは、家に帰って死を待つばかりだった。数ヶ月後、彼女は診察室に現われ、私の同僚の医師が診察した。彼は診察室のドアを開けて私を呼んだ。「バーニー、ちょっときてみたまえ」
2018年8月4日 / 最終更新日時 : 2020年2月20日 キノシタ お薦めの記事 抗がん剤で進行がんが治ると、多くの患者は誤解している 再発や転移のあるステージ4のがんは、抗がん剤で根治することはまず不可能です。しかし、7割から8割の患者が、進行したがんが抗がん剤で治ると誤解しています。しかも、主治医とのコミュニケーションが良いと答えた患者ほど、化学療法(抗がん剤)でがんが治ると考える傾向が高かった。
2018年7月9日 / 最終更新日時 : 2022年4月18日 キノシタ お薦めの記事 がんで死なないための食事 質の良い食事=野菜果物と食物繊維を多く摂り、乳製品は低脂肪のもの、牛乳よりは豆乳、タンパク質は赤身の肉を控えめにして、魚介類を、脂の少ない肉や鶏肉、卵、豆、ナッツからしっかりとる。油はオリーブ油。糖質は控えめにして、摂るのであれば玄米などの全粒穀物にする=が、がん患者の死亡率を半分にするというレポート。 食事療法ではがんは治らない。しかし、食事療法をしなければがんは治らない。
2018年7月4日 / 最終更新日時 : 2024年6月12日 キノシタ お薦めの記事 がんの転移は、精神的なストレスを除くと抑えられる 手術の前後での心理的なストレスが免疫機能に悪影響を与え、免疫力を低下させて癌転移を促進させるとしています。したがって、癌摘出手術などの強いストレスが起こる際には、なるべく精神的にリラックスして、ストレスホルモンの分泌を抑えることが癌の転移抑制に重要で、そのようなケアを取り入れるべきであると結論しています。
2018年6月30日 / 最終更新日時 : 2024年5月12日 キノシタ お薦めの記事 高濃度ビタミンC点滴はがんの転移を抑制するか ビタミンCに抗腫瘍効果はない、したがって、生存期間の延長や腫瘍の縮小効果も期待できないが、QOLを改善し、抗がん剤の副作用を低減させるかもしれない弱い証拠がある。
2018年6月24日 / 最終更新日時 : 2019年10月27日 キノシタ お薦めの本 今日の一冊(92)『ガンとわかったら読む本』 ブログ「あきらめない! ガンが自然に治る生き方」を書かれている佐藤先生が、ブログの内容を書籍にまとめて出版されました。 佐藤先生のブログは、膵臓がんに関する記事も多く、サプリメントのエビデンスなども紹介されています。(肯 […]
2018年6月7日 / 最終更新日時 : 2018年8月13日 キノシタ お薦めの記事 【続報】話題の転移性乳がんが免疫療法で完治した症例 話題の転移性乳がんが免疫療法で完治した症例について、オンコロの加知さんが詳細に解説しています。一読の価値あり。インチキ免疫療法とどこが違うのか、まだ研究段階で結論を出すのは早い等々。 この治験で、行われた免疫細胞療法は、 […]
2018年6月6日 / 最終更新日時 : 2018年8月13日 キノシタ お薦めの記事 免疫療法で転移性乳がんが寛解 ステージ4の転移性乳がんが免疫療法で寛解とのニュースが流れています。 私も速攻でツイートしておきました。 して有望であるということは以前から分かっていたのであり、巷の免疫クリニックが行っている活性化自己リンパ球療法とは別 […]
2018年6月6日 / 最終更新日時 : 2019年2月22日 キノシタ お薦めの記事 エビデンスがかえって足かせ⁈ あの世への道はエビデンスによって掃き清められている そのような現実もあります。医療がエビデンスだけで良いのならAIにでも任せれば良い。
2018年5月30日 / 最終更新日時 : 2022年4月1日 キノシタ お薦めの記事 比較:免疫細胞療法クリニック あちこちで免疫細胞療法が話題になっていますね。きっかけはITmediaビジネスのこの記事です。 ここでは記事の中身にはあまり触れませんが、ITmediaビジネスはソフトバンクの子会社です。代表取締役社長兼CEOは、孫正義 […]
2018年5月23日 / 最終更新日時 : 2020年2月15日 キノシタ お薦めの記事 がんの休眠療法 高橋医師と三好医師の見解 日刊ゲンダイ ヘルスケア+に休眠療法の記事が載っています。 がんで標準治療の適用がなくなると、「もう治療はない」と言われる。しかし末期がんでも、この段階では体は元気だ。その状態で何もせず、死を待てるか? そこで提案された […]
2018年5月22日 / 最終更新日時 : 2019年10月28日 キノシタ お薦めの本 『サイレント・ブレス』を読んで 『サイレント・ブレス』の作者南杏子さん(ペンネーム)は都内の終末期医療専門病院に勤める現役の内科医師で、この小説がデビュー作です。この病院では、末期の患者にはタバコもアルコールも夜更かしも制限なしだそうです。 「サイレン […]
2018年5月22日 / 最終更新日時 : 2021年11月16日 キノシタ お薦めの記事 食事療法、運動療法そのつぎに薬物療法 先日の糖尿病内科の診察でした。HbA1cは 6.0% でした。前回は6.8だったから大幅に改善。 先生も「いいね、いいね」と連発。 低血糖のデータを見せて、インスリンを7単位から血糖値を見ながら6単位へと変更。 「地域の […]
2018年5月21日 / 最終更新日時 : 2019年10月28日 キノシタ お薦めの本 『決められない患者たち』 医療において、患者の意志決定はどのようにされているのか、治療において唯一の正しい答えはあるのだろうか。 そうした疑問に答えてくれる一冊です。 医学は不確実性の科学です。唯一の正しい答えなどあるはずがないがゆえに、科学的根 […]