2018年7月28日 / 最終更新日時 : 2020年2月20日 キノシタ がん一般 がん性悪疫質にアナモレリンが効果 先週、神戸で開催された「第16回 日本臨床腫瘍学会学術集会」で、がん性悪疫質に関する発表がありました。 『消化器がんに伴うがん悪液質患者におけるONO-7643の有効性及び安全性を確認するための多施設非盲検非対照試験』 […]
2018年7月21日 / 最終更新日時 : 2018年7月22日 キノシタ 先進医療 光線力学療法(PDT)が膵臓がんに適用できるようになるか? 2000年に入ってから、出力の非常に弱い光源(従来の1/1000)を用いた「メトロノミックPDT (mPDT)」法が提唱され、従来のPDT法では難しかった体内深部の臓器にできたがん(たとえば肝がん、膵がん)を治療できる新たな医療技術として大いに期待されています。しかし、光強度の非常に弱いmPDTでは、光源の位置が少しでもずれると腫瘍への光照射が不十分となり、抗腫瘍効果が得られません。そのため、生体内の臓器や組織上で安定に固定でき、腫瘍に対して長時間安定的に光照射できる体内埋め込み型の発光デバイスの開発が望まれていました。
2018年7月15日 / 最終更新日時 : 2022年1月5日 キノシタ 死生観 末期がん患者の死への不安 末期がん患者のこころの問題 小児科医細谷亮太氏は、聖路加国際病院小児科で40年間難病の子どもたちと向き合ってきた医師です。大下大圓氏は、日々悩み苦しむ人たちに献身的に寄り添う飛騨千光寺住職で臨床宗教師でもあります。この二 […]
2018年7月4日 / 最終更新日時 : 2021年11月15日 キノシタ お薦めの記事 がんの転移は、精神的なストレスを除くと抑えられる 手術の前後での心理的なストレスが免疫機能に悪影響を与え、免疫力を低下させて癌転移を促進させるとしています。したがって、癌摘出手術などの強いストレスが起こる際には、なるべく精神的にリラックスして、ストレスホルモンの分泌を抑えることが癌の転移抑制に重要で、そのようなケアを取り入れるべきであると結論しています。
2018年6月25日 / 最終更新日時 : 2022年4月18日 キノシタ がん一般 腹膜播種でもあきらめない! 腹膜播種を伴う悪性疾患に対する通常の治療法(抗がん剤治療や姑息的手術)の生存率は非常に悪いことが知られていますが、適切な症例を選択したうえで播種病変を切除する腹膜切除術と温熱化学療法を行うと比較的良好な成績が得られることが報告されてきており、欧米では腹膜播種患者の治療法の選択肢の一つとして確立されています。
2018年6月21日 / 最終更新日時 : 2018年6月21日 キノシタ がん一般 出来ない時はできない。できるようになったら考える。それまでは休養。 膵臓がんをやったら健康体になりました。 「私の心に響いた一言」には、 出来ない時はできない。 できるようになったら考える。 それまでは休養。 とありました。
2018年6月18日 / 最終更新日時 : 2021年11月16日 キノシタ 緩和ケア 膵臓がんの緩和ケア 一般に膵臓がんの終末期の痛みは、コントロールが難しいのですが、膵臓がんブログでも最期はほとんど痛みがない方も結構いるので、あまり悲観的になる必要はありません。しかし、経験の浅い未熟な緩和ケア医だと、痛みに適切に対処してくれない可能性もあります。 いたずらに苦痛に耐える必要は全くありません。 痛みは情動などにも悪影響を与えます。内臓痛は適切に医療用麻薬治療で緩和すべきです。
2018年6月16日 / 最終更新日時 : 2018年6月16日 キノシタ 医療 3人に1人の医師に製薬会社マネーが 一瞬、まちがいでは?と思ってしまった。なにしろ医師の3人に1人は、製薬会社からの講師謝金やコンサルタント料をもらっているという。 製薬会社71社が、2016年の1年間に医師に支払った講師謝金やなどの総額が約266億円に上る。そのうちの8割が講演料などの謝金だ。 日本の医師31万人のうちの10万人に何らかの金がわたり、その5%の医師に100万円以上の支払いが集中している。
2018年6月14日 / 最終更新日時 : 2018年8月29日 キノシタ 光免疫療法 新たな光療法の開発 小林久隆氏らが開発した光免疫療法の治験が、がん研究センター東病院で進んでいますが、甲南大学フロンティアサイエンス学部の三好大輔教授と川内敬子准教授らは、新たに光を利用してがん細胞の増殖や転移を促す分子だけを破壊する新しい […]
2018年6月11日 / 最終更新日時 : 2018年7月29日 キノシタ がん一般 がん患者は、こんな腫瘍内科医を求めているんだよ たとえ、効果がなくとも、エビデンス(科学的根拠)がなくとも、医学的に意味があってもなくとも、がんに対してなにか手段がないか、一緒に考えて欲しいのです。 再発がんの治癒は難しいが、転移の状況、身体の状態等それぞれの患者によって違う。抗がん薬だけでがんが消えなくとも、放射線治療、手術などで、希(まれ)かも知れないが、がんが消えた方もおられるのだ。 治癒した患者数はごく少ないことから、統計学上エビデンスとしては出てこない。そのため、標準治療には記載されてこないのだが、がん治療の臨床が長い医師なら経験があるはずだ。
2018年6月6日 / 最終更新日時 : 2019年2月22日 キノシタ お薦めの記事 エビデンスがかえって足かせ⁈ あの世への道はエビデンスによって掃き清められている そのような現実もあります。医療がエビデンスだけで良いのならAIにでも任せれば良い。
2018年6月4日 / 最終更新日時 : 2020年2月16日 キノシタ がん一般 製薬会社から資金をもらっている医師のデーターベース ワセダ クロニクルが、製薬会社などから講演料などの名目で資金をもらっている医師のデータベース作りを始めるようです。 私も以前に調べようとしたことがありますが、製薬会社ごとのWebサイトに行って検索する必要があり、とてもす […]
2018年6月3日 / 最終更新日時 : 2018年11月11日 キノシタ がん一般 競馬予想とがん治療 競馬は先週で最後と書いたのですが、JRA-VANの無料試用期間がまだ残っているようだったので、今日の安田記念に挑戦してみました。 1着10番モズアスコット、2着4番アエロリット、3着1番スワーヴリチャードでした。単勝9番 […]
2018年5月29日 / 最終更新日時 : 2021年11月16日 キノシタ 心と体 「笑い」はやはり免疫力を向上させる 「エビデンスレベルの低い実験だ」なんて、野暮ないちゃもんは無視して、がん患者なら多いに笑って、楽しく過ごす方が、予後にも良いのです。下手な抗がん剤よりもよほど効果があります。いちばん良くないのは「無力感」に陥ることです
2018年5月22日 / 最終更新日時 : 2019年10月28日 キノシタ お薦めの本 『サイレント・ブレス』を読んで 『サイレント・ブレス』の作者南杏子さん(ペンネーム)は都内の終末期医療専門病院に勤める現役の内科医師で、この小説がデビュー作です。この病院では、末期の患者にはタバコもアルコールも夜更かしも制限なしだそうです。 「サイレン […]
2018年5月21日 / 最終更新日時 : 2019年10月28日 キノシタ お薦めの本 『決められない患者たち』 医療において、患者の意志決定はどのようにされているのか、治療において唯一の正しい答えはあるのだろうか。 そうした疑問に答えてくれる一冊です。 医学は不確実性の科学です。唯一の正しい答えなどあるはずがないがゆえに、科学的根 […]