『松田さんの181日』

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【日 時】2020年1月18日(土) 13:30~17:00(開場・受付:13:20ごろ)
【場 所】京急本線 京急蒲田駅東口から徒歩3分、JR蒲田東口から徒歩13分 大田区産業プラザ3階 特別会議室
【対 象】膵臓がん患者とその家族、遺族
【参加費】1,000円(会場使用料及び資料代)
【定 員】 80名
【内 容】
●講演:押川勝太郎先生「がん治療の心得は登山と同じと知ってましたか?~トラブルを織り込んだ先読み能力が寿命を伸ばす~」
●患者さんどうしの情報交換会~フリートーキング

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死ぬ運命は真っさらにして、知らぬが如くに生きる

オール讀物新人賞を受賞した平岡陽明の短編集。

表題作『松田さんの181日』は、カネも女も才能も覇気もない脚本家の「私」こと寺ちゃんを見かねたスポンサーがある仕事を依頼してきた。

「あと半年で死ぬ役者さんがおる。無名に近い人ではあるが、放っておくのはあまりに忍びない。オレがカネを出すから、彼の半生を本にまとめよ」

松田さん。職業:役者、余命半年の末期がん。ところが、取材を始めたが、どういうわけかお互いにウマが合って、遊んだり飲み歩いたりの日々。本になりそうにもない。そして驚きの松田さんの過去を知ったとき・・・。最後の舞台でのどんでん返し。

寺ちゃん曰く。「もうすぐ死ぬ人というのは強い。あらゆる可能性と欲望を剥奪されたようなものだから、真剣である」

「松田さんは、己に関するすべてを見切っていた。哲学とか悟りという言葉とは不干渉に生きていたが、それでいて自然とこちらに「それっぽさ」を感得させる人だった。」

余命半年といわれた松田さん。焦るでもなく淡々と生きている・・いや、飲み歩いている。そんな松田さんの死に対する考え方はこんなものだ。

我々には次の瞬間は分からない。自分がどうなっているか、相手が何を言い出すか分かったもんじゃない。だけど芝居の役者は知っているわけだ。台本があるから当然だよね。だけど、良い役者になりたければ、それをいったん真っさらに戻せなきゃいけねぇ。次にどんな運命が待ち構えているか、知らぬが如くに演じられなきゃ、いい芝居はできない。

人生も一緒だよ。いつか自分が死ぬということは子どもでも知っている。だけどそれを真っさらにして生きるのが、なんていうか、人間なんじゃねぇかな。

財産も借金も、名も名誉もない我々庶民は、エンディングノートなんぞに頭を悩まさずに済む。余命を告知されようが、ただ、これまでと同じ日々を「真剣に」生きていけば良いだけのこと、だよね。


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