玄米菜食主義

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【日 時】2020年1月18日(土) 13:30~17:00(開場・受付:13:20ごろ)
【場 所】京急本線 京急蒲田駅東口から徒歩3分、JR蒲田東口から徒歩13分 大田区産業プラザ3階 特別会議室
【対 象】膵臓がん患者とその家族、遺族
【参加費】1,000円(会場使用料及び資料代)
【定 員】 80名
【内 容】
●講演:押川勝太郎先生「がん治療の心得は登山と同じと知ってましたか?~トラブルを織り込んだ先読み能力が寿命を伸ばす~」
●患者さんどうしの情報交換会~フリートーキング

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最終更新日

仕事で倉敷に出張。駅までの途中の公園はもう梅の花が満開で、スズメが花の蜜に飛び回っていた。ノートパソコンをリュックに入れて結構重いカバンになったが、手術前の80キロ近い体重が今では60キロだから、カバンの重量以上に体重は減っている。歩いても苦にはならない。これもがんになったおかげかも。

膵臓がんになった方の素敵なホームページを見つけた。加藤一郎さんの「思索の散歩道」に書かれている「膵臓がんを告知され」だ。岡山までの新幹線車中では、ずっと彼のホームページを読んでいた。

加藤さんは2004年1月に、胆嚢ポリープの検査の際に膵頭部にある3センチ大のがんらしき影が見つかった。医者はすぐにでも手術をすることを勧める。膵頭部だから、十二指腸や場合によっては胃も摘出するような大手術になる。彼の素晴らしいのはそれからだ。インターネットで様々な情報を集めながら彼なりに「思索」を繰り返す。「活性化自己リンパ球療法」という新しい治療法も実際に病院で受診をしてみて、彼なりに「いかがわしい治療法」だという結論を出す。「もし新しい手法に劇的な効果があるなら、世界中の臨床現場が黙っているはずがないのだ」と。鍼や灸、がんに効くといわれる機能性食品なども試しながら、最後に『手術をしない』という選択をする。

そしてたどり着いたのは「玄米菜食」主義。肉や魚も食べない。出汁を取るにも煮干しや鰹節は使わず昆布だけという徹底ぶりだ。そして3ヶ月後の検査では、

  • 腫瘤部の著しい増大傾向はみられない
  • 肝臓やリンパ節への転移はない
  • 腫瘤部の境界面が”不明瞭化”している

との検査結果を得る。がんが小さくなっていたのだ。

年も明けた2005年の3月には、”がん”から”自己免疫性膵炎”へと診断が変わる。経過観察を続けながら玄米菜食をやり続ける。そして2006年3月、彼の膵臓がんは完全に消えてしまった。医者の「いや~、加藤さん、凄いですね。自然緩解ってやつですね。自然に治ってしまった人も珍しいけどね。まあ、そういう人がいてもいいですよね。」の言葉。

2年で膵臓がんが完全に治ってしまった。

しかし、自然寛解は時折あるから、玄米菜食のおかげかどうかは、分からない。たんに一症例ではエビデンスにはならないからだ。

手術もしないで玄米菜食だけで決して初期ではない膵臓がんが完全に消えてしまったのだから、ただただ驚きの一言だ。加藤さんの掲示板には多くに人達とのやり取りも残されている。趣味も私と同じで音楽(彼の場合はMIDIでの作曲のようだ)だ。

昨日のブログで「キュア」の中の一節を書いたが、「自然の一部である人間が、自然・環境を破壊し続ける限り人のがんも増え続けると訴える。がんを生み出す生き方が、いつか地球を滅ぼすのだと」、肉を食らうということは、牛を育てるために、取れる肉の何倍ものカロリーの牧草や水が必要になる。カロリー上は非常に効率の悪い食事だ。何よりも餌はほとんど輸入に頼っているし、これは豚や鶏、卵にしても同じことだ。食料自給率が4割を切った日本人の食生活を根本的に変えない限り、がんも増え続けるし、地球も滅ぼすのだということに違いない。がんになったということは、体が「生活を悔い改めなさい」と警告しているのだ。

2000年に直腸がんになり、また昨年膵臓がんを切った私の体も、食生活・仕事やストレスの多すぎる生き方を改めよ、と警告しているのだと思い知った。


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