北海道の2日目は北大のキャンバスが広すぎた件

北海道の二日目。学会の発表は午後からなので、午前中は北大のキャンバスを紅葉目当てに散策。有名な銀杏並木の目の前のホテルから見ると、銀杏並木の梢は紅葉しているが、下の方はまだ青い葉っぱのまま。天気も良くキャンパスマップを片手にぶらぶらと歩いた。しかし、広いなぁ。筑波大に次ぐ広さらしい。

スライドショー:北大キャンパスの紅葉(45枚)

逆光で映える、ぼけもよい

これがベストショットか
ポプラとクロッカス?

影もよい
絵画みたい

だから水辺で暇をつぶす

子供は忙しい
クラーク食堂前の紅葉(PLフィルター)

 

夜は、北大の獣医学部先端獣医療学教室に在席している甥っ子が、美味しい店を紹介するというので、北24条駅近くの海鮮居酒屋『海だより』へ。金曜日は予約しないと席が取れないらしい。店主の実家が日本海に面した港町増毛町で小さな水産会社をやっていて、そこから直送された魚介類を出してくれる。

甥っ子との話は当然がんの話題。もちろん犬や猫にもがんがある。そして、例外的患者がいる。4つの多重がんをもつネコちゃんが4年も生存しているとか(人間にすれば20年くらいか?)、飼い主がドクターショッピングするようなペットは予後が悪いとの話は、人間と同じだなぁと思った。自分で調べないで「すべてお任せします」も良くない。一方で情報にふり回らされて、いかがわしい代替療法に走ることもあるが、そうしたペットは治ることが難しい。

免疫療法とかエピジェネティクスとかも話題になった。現場の臨床医はエビデンスだけでは患者に対応できない。しかし、病理医などはエビデンスのない治療はできないという。これじゃ現場は回らないよねと、私と同じ意見です。

彼は病理診断もするのだが、良性か悪性の判断に迷うグレーのときはどうするの?と訊くと、「患者の全身状態などを総合的に判断する」とのこと。教科書に書かれているようなきれいながん細胞だけとは限らない。むしろグレー領域で迷うことが
多いよと。そして病理診断は30%は間違っているとも。つまり良性を悪性に、その逆もあって3割は良性腫瘍を切除している可能性があると言うから、おそろしい。3割は大げさにしても、確かに「がん細胞の顔つき」だけで判断するのだから、患者が死んで初めて「悪性だった」ということが分かることもあるのだろう。

早期のがんなら、なおさら判断に迷うはずで、「私はこれでがんが消えました」というのは、診断ミスで良性だったのが治ったということも多いに違いない。

甥っ子は北大附属病院で”人間”の診察もしているという。獣医学部卒で”人間”の医師国家試験が受けられるのか? このへんの事情は良くは分からない。本人が診察しているというのだから、何か方策があるのだろう。牛も馬も同じ哺乳動物だし。

最北端の酒蔵 国稀酒造の焼酎「初代泰蔵」が旨すぎて飲み過ぎてしまい、後半は記憶が定かではない。ホテルまでどうやって帰ったんだか。


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