2020年12月29日 / 最終更新日時 : 2022年5月12日 キノシタ お薦めの本 今日の一冊(147)『がんと外科医』阪本良弘 がんの手術の中でも一番難しいといわれる膵臓がんの手術。そのような肝胆膵がん治療の最前線にいる杏林大学附属病院 肝胆膵外科診療科長の阪本良弘先生の著作です。 内容は、朝7時半のカンファレンスから始まる外科医の日々の描写、あ […]
2020年12月28日 / 最終更新日時 : 2021年2月6日 キノシタ お薦めの本 今日の一冊(146)『僕のコーチはがんの妻』 ぎっくり腰のせいで間が5日空きましたが、だいぶ良くなってきました。大掃除も止めました。無理をしない正月を迎えようと思います。 前の記事『味覚喪失~ひとは脳で食べている』もがん患者と食事を取り上げた闘病記でしたが、今日紹介 […]
2020年11月30日 / 最終更新日時 : 2021年2月6日 キノシタ お薦めの本 今日の一冊(145)藤岡陽子『きのうのオレンジ』 現役の看護師でもある藤岡陽子さんは、生と死に対峙する作品を多く発表しております。 今回の長編小説は、がん患者の立場から、どのようにして死を受け入れていったのか、死を受容しつつ希望を持って生きるとはどういうことなのかを描写 […]
2020年11月16日 / 最終更新日時 : 2021年2月6日 キノシタ お薦めの本 今日の一冊(144)清水研『もしも一年後、この世にいないとしたら。』 明日も今日と同じという保証はない 私たちは、明日も今日と同じように、元気で目が覚めて、同じような一日が過ぎていくだろうと、そのように予測をして生きています。 通常はこの考え方で間違いはないのですが、しかし、厳密に言えば、 […]
2020年11月3日 / 最終更新日時 : 2021年11月14日 キノシタ お薦めの本 今日の一冊(143)『味覚喪失~人は脳で食べている』 食べることは、生きること この言葉は、がん患者にとってはさらに切実です。がん患者の多くは、程度の違いはあっても、治療の副作用によって食欲がなく、食べられない状態になります。 そうした自らの状況を克明に記録して分析し、味覚 […]
2020年10月7日 / 最終更新日時 : 2021年2月6日 キノシタ お薦めの本 ノーベル物理学賞:ペンローズ氏の心と量子の関係 ノーベル物理学賞に、ブラックホールに関する研究で大きな貢献をしたイギリスのオックスフォード大学のロジャー・ペンローズ氏ら3人の研究者が選ばれましたね。 ペンローズ氏は、アインシュタインの一般相対性理論によって、ブラックホ […]
2020年9月26日 / 最終更新日時 : 2021年11月15日 キノシタ お薦めの本 今日の一冊(142)『がん患者さんのためのマインドフルネス瞑想法』 今日の一冊を書くのは約2ヶ月ぶりですね。この間に読んだ本ももちろんあるのですが、積極的に紹介したいと感じる本には出会っておりません。 コロナのせいですかね。なんとなくやる気が起きません。なぜなんですかね。 YouTube […]
2020年6月28日 / 最終更新日時 : 2021年2月6日 キノシタ お薦めの本 今日の一冊(141)『エンド・オブ・ライフ』佐々涼子 2012年に『エンジェル・フライト 国際霊柩送還士』で開高健ノンフィクション賞を受賞した著者の最新作。 佐々涼子の友人、膵臓がんになった看護師 森山文則さんの物語を通して、終末期のあり方を考える。 人は誰もがいつかは死ぬ […]
2020年6月18日 / 最終更新日時 : 2021年11月16日 キノシタ お薦めの本 今日の一冊(140)『がん免疫療法の突破口』 原題は「THE BREAK THROUGH」、アメリカのサイエンスライター チャールズ・グレーバーの著作です。 結構、読みでがありました。 免疫療法開発100年の歴史 2018年、ノーベル医学・生理学賞は、J・アリソンと […]
2020年6月13日 / 最終更新日時 : 2022年5月12日 キノシタ お薦めの本 今日の一冊(139)『がんで不安なあなたに読んでほしい。』 がん研有明病院 腫瘍精神科部長の清水研先生の本です。 「腫瘍精神科」って聞き慣れないですが、どんな科なのでしょうか。がんと心の問題を扱うのかなと、察しはつきますが。 精神腫瘍学(サイコオンコロジー)は、がんと精神・心理と […]
2020年6月7日 / 最終更新日時 : 2021年11月16日 キノシタ お薦めの本 今日の一冊 (138)『がんでも歩こう! キャンサージャーニーを豊かにする運動のすすめ』 がん患者は、ともかく、歩け、歩け! てなことを、このブログではあちらこちらで書いてきました。その私の提言を補強してくれるような本が出版されました。 がんの本にしては異色です。はじめの「本書のねらい」を書かれているのは、帝 […]
2020年5月7日 / 最終更新日時 : 2021年2月6日 キノシタ お薦めの本 今日の一冊(137)『私の仕事は、生きることです』 2015年6月に膵頭十二指腸切除術を行い、リンパ節転移があったのでステージⅣaと言われたフジシゲ・三太郎さんの闘病記です。 人間ドックでCA19-9が基準値を少し超えていることを指摘され、腹部超音波検査では異常なし。CT […]
2020年4月16日 / 最終更新日時 : 2021年2月6日 キノシタ お薦めの本 今日の一冊(136)『やってはいけないがん治療』 ジャーナリストの岩澤倫彦さんの著作です。 「医者は絶対書けないがん医療の真実」が副題ですが、そのとおりです。 情報があなたの命を左右するのです。 岩澤さんの取材経験を通して、痛切に感じると言います。だから、一般の方がどの […]
2020年2月28日 / 最終更新日時 : 2021年2月6日 キノシタ お薦めの本 今日の一冊(135)『少量抗がん剤治療』 少量抗がん剤治療は、がん休眠療法あるいは低用量抗がん剤治療などと、さまざまな呼び方があります。米国ではメトロノミック療法といういい方もされています。 これは、抗がん剤の量を規定量の1/5から1/20に減量して使う方法です […]
2019年12月29日 / 最終更新日時 : 2021年11月17日 キノシタ お薦めの本 良寛のこんな詩がいい 寝る前、まどろんでいると、 ふと、良寛のこんな詩が思い浮かんできた。 騰々(とうとう) 天真に任す 嚢中(のうちゅう) 三升の米 炉辺 一束の薪 誰か問わん 迷悟の跡 何ぞ知らん 名利の塵 夜雨 草庵の裡 雙脚(そうきゃ […]
2019年12月19日 / 最終更新日時 : 2021年11月16日 キノシタ お薦めの本 今日の一冊(133)『免疫力を強くする』 がん患者なら「免疫力」を高めることに関心があることでしょう。多くの方がサプリメントや食事療法を取り入れています。 免疫学の第一人者、宮坂昌之さんが科学的に正しい「免疫力」の鍛え方を書いています。 昨日18日 […]