2021年9月8日 / 最終更新日時 : 2022年5月12日 キノシタ お薦めの本 今日の一冊(157) 『ドキュメント がん治療選択』金田信一郎 「日経ビジネス」記者・ニューヨーク特派員、日本経済新聞編集委員を経て2019年に独立したジャーナリストの金田信一郎氏が、食道がんステージ3を告知されてから、手術を土壇場で拒否し、放射線治療と抗がん剤治療に行き着くまでの迷 […]
2021年8月25日 / 最終更新日時 : 2021年11月17日 キノシタ お薦めの本 人生は借用証 返済期限が来たら返せば良いだけ この身体は借り物。借用書には「必ず返すべし」とは書かれているが、「いつ返せ」とは書かれていない。返す期限は誰にも分からない。身体もがんも「複雑系」だから、原理的に「未来は予測できない」。それを予測しようとするから要らぬ悩みが生じる。返す期限が来たら返せば良い、ただそれだけのことなんだよ。
2021年8月18日 / 最終更新日時 : 2021年8月18日 キノシタ お薦めの本 今日の一冊(156) 夏川草介「臨床の砦」 医師を主人公とするベストセラー「神様のカルテ」シリーズの夏川草介氏は現役の消化器内科医です。 長野県の感染症指定医療機関に勤め、コロナ患者の治療にあたってきた作者が、「医療崩壊」ともいえる体験をもとに緊急出版したのが本書 […]
2021年8月2日 / 最終更新日時 : 2021年8月2日 キノシタ お薦めの本 今日の一冊(155)「がん消滅の罠 暗殺腫瘍」 『このミステリーがすごい!』大賞受賞作である前作に続くシリーズ第2弾。 日本がんセンターの夏目医師と羽島博士は、保険会社勤務の森川からまたも奇妙な事例を聞くことになりました。 住宅ローンのがん保証付き団体信用生命保険の特 […]
2021年7月19日 / 最終更新日時 : 2021年11月17日 キノシタ お薦めの本 今日の一冊(154)「がんとたたかう最高のヨガ」 がん研有明病院の副院長ら医師7名が推奨しているがんとヨガの本です。 がん治療中の患者さんにとって、瞑想やヨガなどのセルフケアが有効であるというエビデンスが、近年ますます増えてきております。医療は病気そのものを治すことを中 […]
2021年5月30日 / 最終更新日時 : 2021年5月30日 キノシタ お薦めの本 今日の一冊(153)あなたにとって最適な「がん治療」がわかる本 あなたにとって最適なとかのタイトルの本いくつかあります。 しかしこのオンコロが編集した本、徹底的に患者目線で作られているような気がします。 オンコロの可知さんは次のように語っています。 この本はQ&A形式になって […]
2021年3月21日 / 最終更新日時 : 2021年3月21日 キノシタ お薦めの本 今日の一冊(152)『いのちの停車場』南杏子 介護や終末期医療をテーマにした作品を多く発表している南杏子さんの作品、在宅における終末期医療をテーマにした小説です。 5月には、吉永小百合さんが主演した映画も封切られることになっています。 白石佐和子は城北医科大学病院の […]
2021年1月30日 / 最終更新日時 : 2022年5月12日 キノシタ お薦めの本 今日の一冊(151)『がんを瞬時に破壊する光免疫療法』 光免疫療法の開発者である小林久隆先生の初めての一般向けの解説書です。本日の発売です。 副作用や後遺症のないがん療法、体に優しくしかも経済的にもやさしいがん治療を夢見てきた小林先生の思いが詰まっています。 「光免疫療法」を […]
2021年1月28日 / 最終更新日時 : 2021年2月6日 キノシタ お薦めの本 今日の一冊(150)『免疫の守護者 制御性T細胞とはなにか』 制御性T細胞は免疫の守護者 制御性T細胞の発見者である坂口博士の著作です。「制御性T細胞(Tレグ)」の発見から発展、がん治療への応用、そして「制御性T細胞(Tレグ)」とは何か?という内容である。 これを読むと、坂口博士が […]
2021年1月12日 / 最終更新日時 : 2022年5月12日 キノシタ お薦めの本 今日の一冊(149)『名僧たちは自らの死をどう受け入れたのか』 死はやってくる 「死は受入れられない」。 釈迦が説く生老病死から人間は決して免れることができないのだから、たとえ悟りをひらいた名僧、高僧だって死は恐怖であるはずだ。 しかし、死はやってくる。受入れたくなくても受入れざるを […]
2020年12月30日 / 最終更新日時 : 2021年2月6日 キノシタ お薦めの本 今日の一冊(148)『がん手術を成功にみちびく プレハビリテーション』佐藤典宏 がん手術を控えて、手術を成功させたいし、合併症は起こしたくない、長く生きたいと考えている患者さんにはぜひ読んでほしいお勧めの一冊です。 佐藤典宏先生は、このブログや「膵臓がん患者と家族の集い」ではおなじみの先生です。 9 […]
2020年12月29日 / 最終更新日時 : 2022年5月12日 キノシタ お薦めの本 今日の一冊(147)『がんと外科医』阪本良弘 がんの手術の中でも一番難しいといわれる膵臓がんの手術。そのような肝胆膵がん治療の最前線にいる杏林大学附属病院 肝胆膵外科診療科長の阪本良弘先生の著作です。 内容は、朝7時半のカンファレンスから始まる外科医の日々の描写、あ […]
2020年12月28日 / 最終更新日時 : 2021年2月6日 キノシタ お薦めの本 今日の一冊(146)『僕のコーチはがんの妻』 ぎっくり腰のせいで間が5日空きましたが、だいぶ良くなってきました。大掃除も止めました。無理をしない正月を迎えようと思います。 前の記事『味覚喪失~ひとは脳で食べている』もがん患者と食事を取り上げた闘病記でしたが、今日紹介 […]
2020年11月30日 / 最終更新日時 : 2021年2月6日 キノシタ お薦めの本 今日の一冊(145)藤岡陽子『きのうのオレンジ』 現役の看護師でもある藤岡陽子さんは、生と死に対峙する作品を多く発表しております。 今回の長編小説は、がん患者の立場から、どのようにして死を受け入れていったのか、死を受容しつつ希望を持って生きるとはどういうことなのかを描写 […]
2020年11月16日 / 最終更新日時 : 2021年2月6日 キノシタ お薦めの本 今日の一冊(144)清水研『もしも一年後、この世にいないとしたら。』 明日も今日と同じという保証はない 私たちは、明日も今日と同じように、元気で目が覚めて、同じような一日が過ぎていくだろうと、そのように予測をして生きています。 通常はこの考え方で間違いはないのですが、しかし、厳密に言えば、 […]
2020年11月3日 / 最終更新日時 : 2021年11月14日 キノシタ お薦めの本 今日の一冊(143)『味覚喪失~人は脳で食べている』 食べることは、生きること この言葉は、がん患者にとってはさらに切実です。がん患者の多くは、程度の違いはあっても、治療の副作用によって食欲がなく、食べられない状態になります。 そうした自らの状況を克明に記録して分析し、味覚 […]