吾が生既に蹉蛇たり

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癌研有明へ。

夏休みのせいか、お台場付近は交通渋滞のため、臨海トンネル・中央防波堤外側埋立地・第二航路海底トンネルと、あまり知られていない抜け道ルートで病院へ。

抗がん剤の投与計画

これから半年間抗がん剤の治療をお願いする内科の先生は、コンピュータ画面に次々と私の診断カルテ・CT画像を出しながらチェックしている様子。最後に組織検査の結果を見て、「腫瘍はきれいに取れていますね。ジェムザールの投与は予防的化学療法です。つまり膵臓癌の場合は2年から5年のうちに再発あるいは転移する可能性がとても高いのです。9割くらいとも言われています。ジェムザールはこれに対してある程度の効果があるといわれていますが、まだエビデンス(科学的な根拠)がはっきりしているとは限りません。最も期待できる選択肢ということです。ジェムザールを投与するのは、眼には見えないほどの小さな転移した腫瘍(主として肝臓)を化学的にやっつけることを目的としています。」こうした説明と副作用についての説明を受け、サインをする。

抗がん剤の投与は火曜日ということしした。週一回投与を三回続けて一回休み、これで1コース。6コースで1クールだ。

少なくとも2年から5年の間は、宇宙(天、自然、神?)からこの命を預けられたということだ。 6月に膵臓癌だとわかったときに、せめて2年、欲をいえば5年の猶予がほしいと切に願ったのであるが、それはかなえられそうだ。諸先生をはじめ多くの方々に感謝しなくてはならない。

預かった命をどう使うか?

日暮れ、塗(みち)遠し。
吾が生既に蹉蛇(さだ)たり。
諸縁を放下すべき時なり。
信をも守らじ、礼儀をも思はじ。
この心をも得ざらん人は、物狂ひとも言へ、
うつつなし、情なしとも思へ。
毀(そし)るとも苦しまじ。
誉むとも聞き入れじ。
(徒然草 第百十二段)

これからは兼好に倣って、己のリズム・心の赴くままに生きよう。

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