引っ越し

しばらくブログの更新をお休みした。ずっと引っ越しの準備で昨日やっと引っ越しが終わり、後片付けも一段落した。

ある研究によると、引っ越し・離婚・離職・家族の死など、種々の出来事によりガンになるリスクが高まるらしい。確かに引っ越しのストレスは相当なものだという気がする。

ストレスによってガンになる、ということは、精神的状態・心の有り様が何らかの身体免疫機能に作用を及ぼしているということある。心の有り様でガンになるのなら、心の有り様でガンを治すことも可能なはずである。こうした考え方を科学的に研究しているのが精神神経免疫学であり、私の今の最大の関心領域だ。人間の脳の働きはまだ多くが謎に包まれており、未解明の領域がたくさんある。そして人間の免疫についても私たちはまだごく一部だけしか知り得ていない。

1985年、ベッティンゲールらの乳ガンの告知を受けた患者が、ガンに対してどのように向 Photo
き合ったかを調査した研究がある。それによると、告知を受けて絶望した患者の5年生存率は20%程度であり、ガンを積極的に受け止めて闘う姿勢を持って臨んだ患者の5年生存率は90%と有意な差が明らかになっている。この研究から、精神の状態が何らかの方法で免疫に作用をしていることが明らかになった。

ガンを受け入れる、ガンになったという事実を受け入れること。自分にできる最善のことをやること。その結果「死」が訪れるのならそれも受け入れるという心の有りようは、ガンに絶望することとは違う。

ガンで死なないためには、ガンで死ぬことを受け入れることである。逆説的ですか? しかしこれが真実です。

「死」を恐がり、死ぬことを避けようとする心の状態は、結局はガンに心が占領されているのです。余命●年だ、どうしようか、これではガンには勝てない。統計的には余命●年だ。しかし、●年をこれまで以上に充実して生きるにはどうするか。こういう考え方をする患者の方が、結果的にガンから生還する可能性が高くなる。乳がん患者の研究もそうした事実を述べているのです。

本来の自分に戻る。笑って生きる。のめり込めるような趣味を作る。他人との良いコミュニケーションを築く。身体によいものを少しだけ食べる。歩く。本来人間はこうあるべきだという生き方が、結局はガン患者にとっても良い生き方だということです。


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引っ越し” に対して1件のコメントがあります。

  1. より:

    引っ越しをされていたのですか。
    大変だったでしょう。お疲れ様です。
    環境の変化はいろいろな影響がありますよね。
    変化の結果を楽しんで、また、がんに対しては積極的に!
    なることでストレスが心地よい緊張へ緩和されていい形になるのかもしれません。
    またよろしくお願いします。

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