直腸がんの検査を受けました
10年前に手術をした直腸がんで、毎年術後の定期検査を受けていたのですが、2年前の検査は膵臓がんになり入院していたため受けることができませんでした。予後の悪い膵臓がんになった時点で直腸がんの再発なんかを心配する必要もないので、そのままにしておいたのですが、6月に癌研で2年目の定期検査を受けたとき、主治医の先生がこのように言われたのです。
「前に直腸がんをやっていますよね。3年くらい放っておくとポリープが育ってがんになる可能性もあるから、一度大腸の検査をやっておいた方がよいですよ。癌研でなくても良いから近くの病院で受けておいたらいかがですか」
2年経って膵臓がんの転移も再発もないので、もしかすると長期生存例になるかもしれない、主治医の先生はこのように考えて言われたのかもしれませんね。私の希望的観測かな、やっぱり。
まぁ、せっかくだから、直腸がんの手術をした大学病院でCTと肛門からの内視鏡の検査を受けました。一昨日がその結果を聞く日でした。結果は異常なし。ついでに肝臓と肺も診ていただいたのですが、問題なさそうでした。やれやれです。
しかし、気になるのが腫瘍マーカーの値です。CA19-9が始めて基準値を超えていました。37の基準値に対して41.0。CEAは問題なく基準内です。ちょっと気になります。
手術後の膵臓の病理検査は、静脈侵襲:V2、リンパ管侵襲:ly2という結果で、セカンドオピニオンでは「肝臓への転移が高い確率で起こる可能性がある」と言われたのでした。あれから1年半ですが、いつまで経っても検査数値には神経を尖らせています。
あまり頼りにならない腫瘍マーカーの中で、CA19-9は膵臓がんに対して陽性的中率90%という比較的精度の良いマーカーです。それだけにこのアップは気になります。しかし、基準値を超えたといってもごくわずかです。進行膵癌では10000程度にもなるマーカーですから、41程度でオタオタしているのはみっともないです。これまでも結構上がり下がりもありましたし、試験機関によって数値が違うことは良くあるそうです。別々の病院での数値を比較することに意味があるかどうか疑問です。
次回の検査は12月です。それまでは自分で決めたがん攻略法に従って自己治癒力を高めることに専念するのみです。
FOOTBALL10さんへ。
はじめまして。『がんに効く生活』は私はこのところ何度も読み返しています。この手の本で何度も読み返したくなるものは少ないですが、この一冊は読み返すたびに新しい気づきを与えてくれます。
がん細胞が「炎症」という本来免疫になくてはならない機能をうまく利用して悪用しているなどという記述はがんの免疫抑制反応を別の視点で述べたものなのかと思って納得できます。
T.Mさん。
講演会にもお越しいただいたのですね。気がつきませんでした。時間があればゆっくりとお話をしたかったのですが、残念です。
腫瘍マーカーの件、私も同じく手術前でさえも正常値でしたから、もしかすると術前の値が基準値以下ということが予後を占う重要な指標になり得るのかもしれません。
「膵がんは気長に」、確かに言えてますね。コントとも貴重はコメントをお寄せください。
初めまして、横行結腸がんを08年5月に手術したFOOTBALL10と言います。
私も、膵臓癌サバイバーさんと同じ 有明病院で手術しました。ブログでアップされている病室からの夜景。私も寂しく眺めていたことを、昨日のことのように思い出しました。
初期の段階と思われていた癌が、術後の生検で、「Ⅲb」という診断を受けたのは、ビックリしました。
その後 7月中旬から FORFOX4を12回(うち9回以降はオキサリプラチン抜き)の術後化学療法を受けました。
その間 いろいろな本やWebに出会い、ほぼサバイバーさんと同じような考え方をし、生活スタイルを新たにしてきました。
ご紹介されている「がんに効く生活」。 とても良い本ですね。(特に Ⅱー3「がんの栄養源を断つ」で、術後1年で転移が起きやすいのは、そうか なるほど!でした。)
まだまだ サバイバーさんのブログ初心者で、09年05月までしか読めてません。
残念なのは、7月の後援会 の後に、サバイバーさんのブログを知った事です。(場所も近くなので、伺いたかったです)
今後とも サバイバーさんのブログで勉強させていただきます。
今日は、涼しげな日ですが、まだまだ油断禁物。暑さのぶり返しもあろうかと思います。どうぞご自愛下さい。
すい癌では少しだけ先輩のT・Mです。(術後2年半)
キノシタ様の結果を拝見して、「同じようだな・・・!」と思って、コメントさせていただきす。
私もCA19-9が術後2年目の今年2月から微増傾向を示しています。術前はCA19-9には反応しなかったタイプで、4~6ぐらいでしたが、2月から6.1→7.1→9.0→11.3→11.9→13.3→13.9→15.0(8月)と毎月上昇しています。(元々が低いので、今も基準値内ですが、元からすれば3倍になっている・・・?)
マーカーの右肩上がり傾向は再発・転移の確立大との意見はいたるところで聞かれることなので、気にはなっています。ただ、先月のPET-CTでは「明らかな再発・転移は認められず・・・」の所見は出ていますし、主治医も「気にする必要なし・・!」と。又あるセカンドオピニオンのDRからも「今は問題なし・・・・!すい癌は長期戦を覚悟して、気長にやりましょう・・。」とのコメントをいただきました。
キノシタ様の「関心領域ではなく影響領域で生きる」を心に留めています。
自分で変えられることには変える勇気を持ち、自分で変えられないことにはイライラしても仕方のないこと。あるがままを受け入れて、しかし、希望は捨てずに日常の幸せ探しでもしながらのんびり・ゆったり生きていきたいものと思っております。
お互いにサバイバーになれますように・・・。
いつも前を歩いて下さって ありがとうございます。
大腸の検査結果が良くて 良かったですねーーー!!!
読んでいて すっごく嬉しくなりました。
CA19-9は、基準値を初めて越えたのは 気がかりですね。
病院や機械の機種によっても数値が変わるのですね。
私の場合は 肝臓の調子で上下していました。
「影響領域」で頑張られるのですよね。
私はぼちぼちしかできませんが いつも応援しています。