樹状細胞療法で延命した?スタインマン教授は膵臓がん

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【日 時】2018年12月23日(天皇誕生日) 13:10~16:30(開場・受付:12:50ごろ)
【場 所】JR京浜東北根岸線 大森駅東口から徒歩4分 Luz大森 4階 入新井集会室
【参加資格】膵臓がん患者とその家族、遺族
【参 加 費】500円(会場使用料及び資料代)
【定 員】 130名
【内 容】
●講演「私が手術、抗がん剤をやめたわけ」:待夢さん、SAKUさん
●患者さんどうしの情報交換会
●二次会(希望者だけ)

参加申込みとオフィシャルサイトはこちら
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がんを狙い撃つ「樹状細胞療法」 (講談社プラスアルファ新書)ノーベル賞の医学生理学賞を受賞したラルフ・スタインマン教授が、発表前に膵臓がんで死亡していたニュースが話題になっています。昨日はテレビでもこの話題で持ちきりでした。そして自らが開発した樹状細胞療法で4年間も生存を果たしていたと報じられています。

樹状細胞はスタインマンとコーンによって1973年に命名されたものです。抗原提示細胞であり、自分が取り込んだ抗原を、他の免疫系細胞に伝える役割を持っています。いわば免疫系の伝令でしょうか。最新の癌免疫細胞療法―リンパ球療法から樹状細胞癌ワクチンまで日本では東京女子医大系のビオセラクリニックやセレンクリニック、瀬田クリニックが自由診療で治療をおこなっています。ただし、生存率などのデータは掲載されていません。あくまでも研究段階の治療法です。

スタインマン教授のノーベル賞受賞理由は樹状細胞を発見して、獲得免疫の仕組みを解明したのであって、樹状細胞療法を確立したからではないことははっきりしておかないと、いずれ、「ノーベル賞も認めたがんの治療法」などと宣伝する輩がきっと出てきます。

だれでもわかる最新のガン免疫療法―樹状細胞療法が切り開く近未来

「樹状細胞」を使った新たな免疫療法 3人に1人のがん進行抑制

信州大付属病院(長野県松本市)が、手術などでは治療が難しいがん患者を対象に、免疫細胞の司令塔とされる「樹状細胞」を使った新たな免疫療法を施したところ、3人に1人の割合でがんの進行が抑制されたことが分かった。副作用も少なく、同病院分子細胞診療室の下平滋隆室長は「がんの標準的な治療法にしたい」と話している。

がん治療は手術、抗がん剤などの化学、放射線の3つを組み合わせた療法が基本だが体への負担や副作用が懸念される欠点がある。

同病院は2008年11月から、症状が進行し他の治療が難しい患者に樹状細胞療法を実施。10代から70代の男女30人に施した結果、10人程度にがんの縮小や進行を抑えるなどの効果が見られた。胃がんの50代男性、卵巣がんの50代女性の2人からはがん細胞が完全になくなったという。

ただ、この治療法は実績が少なく公的医療保険が適用されないため、患者の費用負担が重いのが課題。同病院は治療効果を証明するデータなどをまとめ、保険適用が認められるようにしたい考えだ。

樹状細胞療法:樹状細胞は人間の体を病原菌などの外敵から守る免疫細胞の一種。がん治療では患者の体内から樹状細胞を取り出し、がん組織をそれに与えたり、がんの目印を人工的に持たせたりしてがん細胞を外敵と認識させる。その後体内に戻すと樹状細胞はほかの免疫細胞に指示を出し、がん細胞を攻撃させる。

また、2009年には膵臓がんでこのようなニュースもありました。しかし、その後の成績はさっぱり公表されませんね。

進行膵臓癌に化学療法と樹状細胞療法が有用な可能性

進行膵臓癌に、ゲムシタビン、S-1による化学療法と、膵臓癌関連抗原を利用した樹状細胞療法の併用が有効である可能性が示された。少人数の患者への投与で効果が確認されたもの。成果は4月18日から22日にデンバーで開催されている米国癌研究会議(AACR)で、武蔵野大学薬物療法学客員教授でバイオベンチャーのテラの取締役である岡本正人氏が発表した。

岡本氏によるとゲムシタビンやS-1は、樹状細胞が働きやすくする環境を作るのに働いているという。

発表された臨床成績は、セレンクリニックで行われた結果。進行手術不能膵臓癌患者で、S-1やゲムシタビンなどの標準的な治療で安定状態(SD)か増悪(PD)となった18人の患者を対象に治療が行われた。樹状細胞は、白血球除去輸血から顆粒球マクロファージコロニー刺激因子とインターロイキン4の存在下でCD14陽性単球を生産し、OK-432で成熟化させて、膵臓癌特異抗原(1例を除いてMUC1かWT1またはその両方)で刺激してから投与された。

患者にはゲムシタビンとS-1の両方、またはどちらかと併用で、樹状細胞を1×10の7乗個を、14日間おきに4回から12回、皮内投与した。S-1とゲムシタビンの量は通常使う量よりも少ない場合が多かったという。

その結果、18人の患者中2人(11.1%)で完全寛解(CR)が得られ、7人(38.9%)が部分奏効(PR)、5人(27.8%)が安定状態(SD)、4人(22.2%)が増悪(PD)となった。奏効率は50.0%だった。また長期間生存例もあった。

以上は樹状細胞療法に好意的な記事ですが、批判的な記事はなかなか見つかりません。リンパ球バンクの「がん治療と免疫」では、有益な批判記事が見つかるでしょう。

がん治療と免疫(樹状細胞)の検索結果

例えば次のように、樹状細胞はがんを認識できないのだと。

審良教授の業績により、樹状細胞の認識システムが如何に鋭敏かつ正確にバクテリアやウイルスを捉えるかが解明されたのですが、同時に、樹状細胞のセンサー群は、がん細胞に対しては反応しないことも明らかになっているのです。 もちろん、「無い」と証明するのは難しいので、今のところ、見つかっていない、というべきですが。

メディアは、話を飛ばすのが得意ですから、樹状細胞に関する偉大な研究成果が、樹状細胞が感染症対策を得意とすることを証明しているのに、樹状細胞でがんを治す、と言う風に話を挿げ替えていくのでしょう。

がんと闘う多くの仲間がいます。

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