デジタルオーディオの奥は深い

パソコン内蔵のBlu-ray・DVDドライブが故障した。先月は外付けのNASディスクが不調になり交換したばかり。音楽CDをリッピングしようとしたら、まったく認識しなくなった。まだ購入後1年半なのに。ドライバの設定を見直したり、再インストール、レンズの清掃をしたがダメ。トホホである。仕方なしに購入を考える。LG日立のドライブはダメだなぁ。

PIONEERの「PureRead」が音楽CDのリッピングには最適だとか。通常CDドライブは、傷があって読み込めないデータを前後のデータから補間して読み取るのだが、このとき音が歪んでしまう。酷いときにはプチッという音が入ったりする。「PureRead」は補間をしないで、速度を変えたりと可能な限り原音の音をビット単位で正確に読み取るという機能だ。最新のものは「PURE READ3+」となっている。でも最新のものをそなえたBlu-rayドライブは内蔵のもので2万5千円以上と高すぎる。「PureRead2+」を備えた外付けのポータブルドライブBDR-XD04がAmazonで7500円だったので、1年前に発売されたものだが、これにした。

パーフェクトモードで中断なく終わったら、CDのデータが1ビットの違いもなくリッピングできたということ。シュレベールが臨終の際に流したというモーツァルトのピアノ協奏曲第23番をリッピングして以前のものと聞き比べをした。録音時の場の雰囲気が豊かになった。低音の深みがまして輪郭もはっきりと再現できる。これほど違うとは驚いた。一見傷のないきれいに見えるCDでも、演奏時間の5分の1ほどでリッピングできるものと、演奏時間と同程度の時間が掛かるものとがある。円心の狂いとか盤の歪みがあるのだろう。

デジタルオーディオだから、原音に忠実に再現できるとは限らないわけだ。スピーカーの再現性とか、DACをNOSDACにする、あるいはWASAPIの排他モードでPC内部のオーディオエンジンを迂回することも大事だが、もともとの音が正確に記録されていなければそれなりの音しか出てこないという当たり前のことだった。

所蔵しているCDを全てリッピングし直そうか。知ってしまったからには不完全なリッピングの音を聞くのは精神衛生上良くないなぁ。ま、来年にかけて徐々にやれば良いだろう。


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