糖尿病薬、いろいろ試しています。

スポンサーリンク
LINEで送る
Pocket

アマリールからグリニド系のグルファストに変えてから一ヶ月になります。グリニド系薬は、SU薬と同様に膵臓のランゲルハンス島β細胞のSU受容体に作用し、インスリン分泌を促進させる効果があります。食後は吸収が悪くなるので食直前に内服すると5-15分で薬効を来たし数時間で作用消失します。この早く効いて、早く効果がなくなるという点がSU薬と大きく異なるところです。従って低血糖を起こしにくいという傾向があります。

アマリールを服用していたときには、ときどき低血糖を起こしていたのですが、グルファストに変えてからは一度もありません。アマリールは朝0.5mgを1錠飲んでいたので、その日の食事からどの程度糖質を摂ることになるのかに関わらずβ細胞をむち打っていたわけです。グルファストなら「ご飯を食べるぞ」というときの直前に服用すればその効果が2~3時間持続し、食後の高血糖を抑えることができるはずです。

Kettou2

目標は食後の血糖値を180mg/dL以下に抑えることです。しかし300mg/dLを越えたときがあり、180以下は2回しかありませんでした。糖質を多く摂ったときを狙って測定しているので高めになるのはしかたないのですが、丼物を摂ったときには240以上になっています。ご飯をお茶碗に半分に抑えればそこそこ良い数値が出てくるようです。

しかし、グリニド系はSU剤と作用機序は似ています。ランゲルハンス島β細胞にむち打つことには変わりがないのです。長期に使い続けることは避けたい。

で、今週からはまた薬を変えました。αGI系のセイブルを試してみることを先生に提案して受け入れて貰いました。

ミグリトール(商品名:セイブル) ミグリトールは、ほとんど吸収されないアカルボースやボグリボースと違って、小腸上部から吸収されますから、高用量を投与しても、小腸下部での副作用症状を起こりにくいのが特徴です。十分量を投与することで食後1時間の血糖上昇を強力に抑えることができますから、HbA1cを下げる効果は、α-GIの中でも最も強いとされています。また、消化管由来のインスリン分泌刺激因子「インクレチン」のうち、食欲抑制効果のある「GLP-1」の分泌を促進する作用があるため、体重増加を起こしにくいとも言われてます。

本来ならばスーパー糖質制限食にした方が、私の膵臓(膵頭部しか残っていないが)には優しいのです。その次はインスリンを使うこと。人体で生産されるホルモンを投与するのが体には良いのです。しかし、インスリンを使うのは、食前に血糖値を測って投与量を決めなければならないなど、使い方が煩雑です。多すぎると、インスリンには細胞増殖作用があるので、がん細胞も増殖させることになります。

お昼は外食も多いので、スーパー糖質制限食を完全に守ることは難しいのです。で、次善の策として、食前に数時間だけ効果のあるαGI系、グリニド系を試しているわけです。一ヶ月ほど試してから、今後の対応を決めるつもりです。膵臓摘出後の糖尿病薬はどれが良いのか、そのような都合のよいエビデンスはないので、自分の体で試すしかありません。

先生曰く、「あなたの膵臓は不思議だよなぁ。何でこんなにコントロールできているのだろう」。まあね、正常人ほどではないが、膵臓を摘出した患者としてはうまくコントロールできている方でしょう。「アンダー・コントロール」はこういうときに使うべきですね。安倍晋三さん。

百歳まで生きてがんで死ぬ、ことを理想としている私ですから、糖尿病の合併症で死ぬわけにはいかないのです。

 


がんと闘う多くの仲間がいます。

にほんブログ村 病気ブログ すい臓がんへ
にほんブログ村

にほんブログ村 病気ブログ がんへ
にほんブログ村


スポンサーリンク

このブログの関連記事

  • がんと食事(5)がんと食事(5) 帰省していたので、ブログもしばらく間が空きました。続きにけりを付けなくては。 写真は室戸岬・坂本海岸のハイビスカス・ロードです。今年は9月末だというのに、まだ南国らしい暑さ […]
  • 膵臓がん患者の血糖値管理膵臓がん患者の血糖値管理 「京急・空港線 最後の日」 DP2 Merrill F6.3 1/250 ISO200 […]
  • 膵臓がん患者と糖質制限食膵臓がん患者と糖質制限食 手術後の食事について、がん研の主治医の先生から言われたのは、肉類は摂りすぎないように、お酒はほどほどなら良いが蒸留酒(焼酎・ウィスキー)の方がベター、とだけでした。さらに「糖 […]
  • SU剤からグリニド系剤に変更SU剤からグリニド系剤に変更 自宅周辺も大雪です。10センチ程度で「大雪」なんて言っては、雪国の方に笑われそうですが、13年ぶりの大雪警報だとか。南国育ちで、子どものころ、めったに雪を見たことのない私は、雪が […]
  • 肥満とがん&糖質制限食 糖質制限食とカロリー制限食のディベートが、来年1月15日の第15回日本病態栄養学会年次学術集会(国立京都国際会館)で行われるそうです。ディベートでの糖質制限食派の演者は江部康二先 […]
  • DPP-4阻害薬:プラセボ対照RCT試験で効果を示せず 欧州心臓病学会(ESC)の学術大会が、8/30~9/3までバルセロナで開催されました。DPP-4阻害薬に関する2件の大規模臨床試験の結果がNEJMに発表されています。 結論 […]
  • 終末期の積極的抗がん剤治療は寿命を短縮する終末期の積極的抗がん剤治療は寿命を短縮する 来週の木曜日は半年ごとの定期検査です。いつものことですが、検査の前になると、再発・転移をしていないかと気がかりです。体調には変化もなく糖質制限食のおかげなのか、ウォーキングでも以 […]
  • 医師主導治験の情報:牛蒡子(アルクチゲニン)医師主導治験の情報:牛蒡子(アルクチゲニン) がん情報サービスに「公費助成を得て行われる医師主導治験の情報」が新たにUpされています。膵臓がんでは、 アルクチゲニン(牛蒡子の抽出物)国立がん研究センター […]
LINEで送る
Pocket

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です