7.1は歴史に残る、安倍によるクーデターの日

戦後レジュームが気に入らない、戦争を従っている安倍晋三がついにクーデターをやった。5月にタイで戒厳令を敷いていた軍部が、憲法を停止し軍事クーデターを宣言した。我々は他人事のように考えていたが、7.1の解釈改憲、一内閣の考えて憲法九条の解釈を変えてしまうことは、憲法よりも政府の判断が上であるという点で、まさに憲法停止のクーデターに他ならない。

この日、私は官邸前に五時前に着いたが、六時頃主催者が一旦解散のアナウンスをするも、続々と人が集まり、更に増える状況だった。夜遅くまで抗議集会が続いた。陽が傾いてくるころからは若い世代の人たちが増えていったことに、これまでの集会とは様変わりしたことを感じた。戦場に行くのは若者なのだ。

「徴兵制? そんなことになるはずないよ」と考えているのなら、それは甘い。"軍歌の足音"はある日突然やってくるのではない。「戦時体制」は「平和」の仮面をかぶってやってくる。国民よりも国家の利益を優先するさまざまの施策を通してやってくるのだ。国家安全保障会議(NSC)を創設し、特定秘密保護法を成立させ、武器輸出三原則を見直して解禁して軍需産業の育成に乗り出した。消費税増税の一方で法人税の減税、赤字の中小企業にも課税する外形標準課税がまたもや取りだたされている。成果で賃金を決めるという「残業ゼロ法案」。はては年金積立金の運用を株式にシフトするようにとの要求。福祉でも介護サービスの利用者負担を2割にし、特別養護老人ホームへの入所者から軽度の老人は除外した。教育委員会制度の改悪で自治体の首長の権限を引き上げた。

これらの一つ一つが軍歌の足音として聞こえてこないか。

公明党に歯止め役を期待するのは馬鹿だが、これほどまでとは。さすがは「下駄の雪」と揶揄されるだけのことはあり、結党理念よりも、政権に残りたいという足元を、すっかり見透かされたわけだ。

多の野党もだらしない。社民党・共産党は独自の集会の提起すらもできない。それほど弱体化したということだ。歴史を見ると、永年左翼どうしで泥仕合の応酬をやってきたのだ。今日の状況を招いたことに大きな責任があるだろう。昨日の集会も私と同様に、TwitterやFacebookをみて、やむにやまれず参加したという人が圧倒的にたくさんいた。まだまだそこに希望がある。

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7.1は歴史に残る、安倍によるクーデターの日” に対して4件のコメントがあります。

  1. キノシタ より:

    花桃さん。力強い応援のコメント、ありがとうございます。
    ネットの世界も、世間と同様にいろいろな考えの方がいますから、適当に受け流すことにしています。
    日本がきな臭い方向に進んでいることに危惧して、がん患者だからこそ行動をすべきだと思っています。なぜなら、非常時には真っ先に弱者が切り捨てられるのです。老人、子供、障害者、もちろんがん患者も「役立たず」として犠牲を強いられることになるでしょう。2兆円もの防衛費増額の一方で、医療、介護などの福祉関連予算が減額されようとしているのです。全額福祉に回すといって導入した消費税増税と同じ額が、企業減税、法人税減税に使われているのです。だから今、紙おむつを穿いてでも、一粒の砂となるべく国会前、官邸前の抗議集会に参加しようと考えています。
    がんの記事がメインですが、私的なブログですから、誰に遠慮することもなく書いて参ります。

  2. 花桃 より:

    はじめまして。
    部位こそちがいますが、私もガン患者です。
    一年ほど前に木下さんのブログを知り、時々読ませていただいております。
    内容の深さに感心し、またいろいろな気付きもいただきました。
    先日の治癒宣言は本当に嬉しく、希望もいただきました。
    本当におめでとうございます。
    今、あまりにも失礼なコメントを目にし、黙っていられなくなりました。
    昨年末強引に成立させた特定秘密保護法に続き、今回の安倍政権の暴走はとうてい許すことができません。
    危険な人物たちが権力を握ってしまったものだと、つくづく思います。
    遠隔地のため官邸の抗議集会には参加はできませんが、そういう方たちがいてくださることが、この国の未来への一条の光といつも感じております。
    私も戦後の貧しかった日本を知っている世代ですが、少なくとも私たちは戦争に巻き込まれるという不安を持つことなく暮らすことができました。
    これもみな憲法9条があったればこそ・・・
    福島の事故の収束などいつになるかも分からない現実にもかかわらず、大嘘をついてまで東京にオリンピックをもってきたことさえ信じられない思いでしたが、
    その原発を再稼動しようとしている現政権。
    大飯原発差し止めのあの判決文を今こそ、日本のすべての方に読んでいただきたいと思います。
    戦前の暗黒国家に逆戻りをしてしまうのではないかという危機感を強く感じています。

  3. キノシタ より:

    なめこさん。
    お気に召さなければ、訪問しなけりゃいいだけのことですよ。

  4. なめこ より:

    コメントははじめてです。ご病気の考え方、治療経過が知りたくて時々こちらにお邪魔していました。父は小細胞肺がんで10年近く前になくなりました。
    最近は体調がよろしいのでしょうか。
    しきりに現政権の批判デモなどに活発に参加されていらっしゃるのですね、
    それが元気の源であれば第三者である私にはなにも言えませんが、民主党時代はそんなに良かったですか?
    別に自民党が素晴らしいというわけではなく、あの暗黒時代にはもどりたくありません。
    それから集団的自衛権で即徴兵戦争という三段論法を私のようなものでもわかりやすく教えていただけるとありがたいです。
    過去の歴史をひもとけば、学生闘争などやっていらしたかたは、今の6?70世代の方が多いような気がします。それがいけないとせめるつもりもありませんが、血気盛んな方が多いのてしょうか?
    大変失礼ながら病を患いつつ現政権から補助を受けている方の言葉には説得力がありません。
    昔の学生闘争など思い出して楽しんでいるのでしょうか
    あまりそうは思いたくありませんがなにやらこちらがきな臭い内容になってきたのでこれからはきをつけておとずれるようにします

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