膵臓がんと栄養

昨夜は同好の相棒と二人で横浜の夜景を撮りに行ってきた。今日8月5日はみなとみらいの花火大会があるので、混雑で撮影どころではないだろうと考えて1日に前にした。花火はまた別の機会に撮りに行こう。この一枚はSONYのカメラアプリ、スムースリフレクションを使っている。NDフィルターがなくても、26枚の画像を合成して水面を鏡のように仕上げてくれる。結構風の強い夜だったので、普通に撮った写真は海面にさざ波が立っていて、光の反射がこれほどきれいではない。これ以外の写真はぼちぼちアップかなぁ・・・。


岩村先生のサイトで知ったのですが、切除不能進行膵癌患者にエレンタール(味の素製薬)を1日2包の内服させた比較試験の結果、体重が維持できて、生存期間中央値も対照群194日に対して443日と有意に延長したと書かれている。

名古屋大学医学部の研究ですね。論文は日本膵臓学会のサイトから全文をダウンロードできる。『切除不能進行膵癌例に対する栄養療法の有用性』

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エレンタールの副作用として高血糖値が上げられているので、血糖値の高い場合は注意が要るでしょうね。また、

非 ED 群では ED 群と比較して,平均年齢が高く,PS 不良例が多く,CRP,CA19―9 の中央値が高い傾向を認めた.つまり,非 ED 群には予後不良と考えられる因子を多く有する症例が含まれており,その結果,非 ED 群の生存期間を短縮させた可能性がある.よってこの生存期間中央値の差を一概に成分栄養剤による効果とは断言できない.

と考察されているとおりであるが、それにしても既存の製造期間中央値5.4ヶ月よりは長いことは確かです。

膵臓は栄養に深く関係した臓器であり、膵臓がん患者は、他のがん患者よりも栄養、体力の維持をしなければ、がんとは闘えません。野菜やニンジンジュースだけで膵臓がんを治そうなどというのは無謀な試みです。

どの程度であれ、また最後に受けた抗がん剤治療からどんなに時間が経っていようとも、化学療法を受けたことのある患者が、基本のゲルソン療法のまま忠実に実行することは大変危険である。

膵臓がん患者で、以前に化学療法を受けたことがある場合には、残念ながらゲルソン療法でも良い結果が出せない。抗がん剤で膵臓があまりに激しく損傷を受けるからである。

なのです。じゃあ、「基本のゲルソン療法」のままではない星野式や済陽式なら効くのか?私には分かりません。なぜなら、彼らから上の論文のようなデータは出ていないからです。


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