安楽死か尊厳死か

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今日から出張で倉敷です。タクシーの運転手さん曰く。「アベノミクスの恩恵などタクシー運転手には無関係ですわ。株を持っているわけでもない庶民には世知辛い世の中ですねぇ」

アメリカの29歳の女性、メイナードさんの「尊厳死」でいろいろと報道されています。マスコミの論調はどうも「勇気ある決断」という風な調子です。

しかし、日本では安楽死と尊厳死は別のものとしています。日本国内では、回復の見込みがなくなった人の死期を、医師が薬などで早めることを「安楽死」とし、患者の意思を尊重して延命治療をやめる「尊厳死」と分けているのです。ですから、日本での報道であるなら今回の場合は、「安楽死」というべきでしょう。「尊厳死」と報道するマスコミの姿勢には問題があるように思います。あるいは、医師による”自殺幇助”だという専門家もします。

しかし、脳腫瘍で余命半年と宣告されても、そもそも余命などアテにはならないのですが。『がんに効く生活』の著者シュレベールは脳腫瘍の中でもより凶暴なⅣ期の神経膠芽腫で、その平均余命は14ヵ月でした。しかし、彼自身が統合医療に挑戦して、20年も生き続けたのです。

ま、本人が選択した行為ですから、賛成も反対もすることではありませんが、あたかもすばらしい勇気ある選択というような報道は止めて欲しいものです。

もっとも、近藤誠氏のエセ医学に心酔して、手術も抗がん剤も拒否することも、緩慢な「安楽死=自殺幇助」と言えるかもしれません。しかもマスコミが持ち上げるところまで似ている。

長尾医師はブログで

正しくは、「安楽死」です。
ブリタニーさんの死は、「尊厳死」ではありません。
では、なぜ一部のメデイアは、「尊厳死」として報じたのでしょうか?
実は、あれを欧米では「尊厳死」ともいうからです。
「Death with dignity」の直訳が、日本語では「尊厳死」となるのです。
日本でみなさんが言っている「尊厳死」とは、それではなく
「自然死」、「平穏死」のことです。

実態を考えないで英語をそのまま日本語に置き換えたのがまちがい、ということでしょう。

私も治らないがんであったのなら、力の限りに生きられるだけは生きて、その果てに苦痛はできる限りとってもらって、からだからたくさんのパイプが出ているような延命治療はお断りした尊厳死を選びたい。


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