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三島と修善寺で一泊旅行(2)

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修善寺に旅、二日目。朝風呂に入ってから宿の周辺を散策。桂川沿いの竹林の小道や川に架かる赤い橋が修善寺の見所。

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43歳の夏目漱石は、修善寺の菊屋旅館に宿泊していたが、胃潰瘍から大出血する。医師のカンフル注射でなんとか一命を取り留めた。ジェイムズの「多元的宇宙」を抱えての旅だった。

多元的宇宙は約半分ほど残っていたのを、三日ばかりで面白く読み了った。ことに文学者たる自分の立場から見て、教授が何事によらず具体的の事実を土台として、類推で哲学の領分に切り込んで行く所を面白く読み了った。余はあながちに弁証法を嫌うものではない。また妄りに理知主義を厭いもしない。ただ自分の平生文学上に抱いている意見と、教授の哲学について主張するところの考とが、親しい気脈を通じて彼此相倚るような心持がしたのを愉快に思ったのである。
(夏目漱石「思い出す事など」より)

一命を取り留めた漱石は、その心中を

空が空の底に沈み切ったように澄んだ。高い日が蒼い所を目の届くかぎり照らした。余はその射返しの大地に洽ねき内にしんとして独り温もった。そうして眼の前に群がる無数の赤蜻蛉を見た。そうして日記に書いた。――「人よりも空、語よりも黙。……肩に来て人懐かしや赤蜻蛉」

と記している。

修善寺(福地山修禅萬安禅寺)山門

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宿への帰り道で、ちょっと気になるショットを何枚か切り取ってみた。

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チェックアウトして、世界遺産に登録された韮山反射炉へ。

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幕末期の代官江川英龍(坦庵)が手がけ、後を継いだその子英敏が完成させました。反射炉とは、金属を溶かし大砲を鋳造する炉。稼働した反射炉が現存するのはここだけです。ここで製造された大砲は、江戸に運ばれ品川砲台に据え付けられた。

昼食は安政3年創業の三島広小路「うなぎ 桜屋」さんへ。着いてみると周辺にはたくさんの人が並んでいる。ガードマンが交通整理と受付を行っていた。「2時間半待ちです」と言われて、怒って帰る人もいた。

我々は昨夜予約の電話を入れてあったので、10分ほどで入店できた。

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出てきたウナギは柔らかくてとろけるよう。これはなるほど行列ができるよな。富士山からの雪解け水に数日間ウナギを流してからしめるという。うなぎ重箱2枚入、肝吸い付きで3750円。

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満腹になり、あとは帰路で三島大吊橋「スカイウォーク」に寄ってみました。
ま、どうってことはない。あいにく雲がかかっていて富士山が見えなかったので、釣り橋から見える景色もありきたり。

2006年に行った大分九重の「夢大吊橋」のほうが、下にいくつかの滝が見えるので、そちらの方がよかったな。↓

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19時、帰宅した。


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