がんで死ぬのも悪くはない

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【日 時】2019年2月11日(建国記念日) 13:10~16:30(開場・受付:12:50ごろ)
【場 所】JR京浜東北根岸線 大森駅東口から徒歩4分 Luz大森4階 入新井集会室
【参加資格】膵臓がん患者とその家族、遺族
【参 加 費】500円(会場使用料及び資料代)
【定 員】 100名
【内 容】
●講演:まさじさん「介護士の父ちゃん、自家がんワクチン受けてみました」(不良サバイバーフラリーマン白書)
●患者さんどうしの情報交換

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死生観を持つ

この記事、すい臓がんが見つかって手術を待っている時期のものです。ずっと考えは変わりませんでした。悟りとまではいかなくても、自分なりの死生観を持っていることが、がんとの戦いにも有利な気がします。

いまや日本人の男性なら2人に一人、女性は3人に一人はがんで死ぬといいます。 がん治療が進歩しているにもかかわらず、がんで死ぬ割合が増えているのは、他の病気で死ぬことが減少して結果的に寿命が延びていることが主な原因でしょう。

私のように、同じ人間が二度もがんになる例は、昔なら医学誌に症例として紹介されるほど希なことだったのですが、最近では珍しくありません。つまりがんは治る病気になってきたので、最初のがんが治った人が何年後かに別のがんになるということになるのです。

人の寿命はせいぜい百年です。いずれは死ぬーー人生において唯一これだけは確かなことですが、さて、私ならどんな方法で死ぬことを選ぶだろうかと考えてみたこともあります。

交通事故は嫌ですね。二十歳のころに交通事故で九死に一生を得た経験がありますし、弟もバイク事故で亡くしていますが、突然死ぬんですから、これは嫌です。

自殺-中高年の自殺は経済的理由、リストラなどが主な原因でしょう。これは社会的な殺人と言ってもよいものです。儲けと効率一辺倒のこの日本がどうして「美しい国」なんかであるものでしょうか。自殺という名の”殺人”で死ぬこともお断りです。

長生きして老衰で眠るように死ぬのが一番だという考えも多いようです。ぽっくりと死ぬことを望む心境はよくわかります。苦しまないし、家族に介護の 負担をかけずにすみます。義父が93歳で他界しましたが、在宅介護をしていた期間は本当に大変で、ついつい心の隅では早く死んでくれることを望んでいる自分を見つけて嫌な気持ちになりました。しかしぽっくりと死ぬ幸運はめったにあるものではありません。がんになった家族に対して「早く死んでほしい」という気持ちになることも少ないはずです。

最善を尽くして、結果は受け入れる

と考えてみると、人は何かで死ぬことが避けられないのなら、がんで死ぬことはそんなに悪い「何か」ではないような気がします。

なによりも、余命がわかっていればある程度の準備をすることができます。悪質な介護業者に当たる不安など考えずに、病院で最後まで面倒を見てもらえます。 がんは伝染病ではないですから、周囲や家族に伝染するのではないかと心配する必要もありません。最近は緩和治療も進んでいますから、昔のように末期がんでひどい痛みに苦しむということも少なくなってきたようです。

所詮は「自殺」以外は、何で死ぬかを選択することはできないのですが、少なくともがんを何か特別なことのように考えないで、人の死因のひとつに過ぎないと考えて、がんだとわかったら最善を尽くすこと、これもひとつの生き方でしょう。

がんと闘う多くの仲間がいます。

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