代替医療ーやはり主治医には相談できないね

統合医療情報発信サイト」が更新されています。スマホやタブレットなどのモバイル機器に対応したということです。

スマホからのアクセスが急増している

このブログも、スマートフォンからのアクセスが7~8割を締めています。

時代の流れでしょうね。スマホでも見やすい画面構成を考えなくてはなりません。それもあって、ココログから、独自ドメインを取得してWordPressに移行したのですが。

補完代替医療の現状

「統合医療情報発信サイト」の「医療関係者の方へ」タブをクリックすると、医療者向けの情報が見られます。

『がんの補完代替医療ガイドブック【第3版】』は既にご存じだろうと思いますが、その下に、『がんの補完代替医療 (CAM) 診療手引き  補完代替医療の利用について患者に確認しましょう!』があります。

補完代替医療の利用について患者に確認しましょう!

なぜか? どうやって?

患者の利用実態
  • がん患者の45%(1382 / 3100名)が、 1種類以上の補完代替医療を利用している
  • 補完代替医療の利用にあたって、平均して月に5万7千円を出費している
  • 利用している内容は、健康食品・サプリメントが最も多く(96%) 、 次いで気功(4%)、灸(4%)、鍼(4%)となっている
  • 利用する主な目的は、がんの進行抑制(67%)、 治療(45%) となっている
  • 補完代替医療を利用している患者の5%が、副作用を経験したと述べている
  • 補完代替医療を利用している患者の57%は、十分な情報を得ていない
  • 補完代替医療を利用している患者の61%は、主治医に相談していない
  • 主治医から補完代替医療の利用について質問された患者は、 16%しかいない

「主治医には60%が相談していない」はどうですかね。私はほとんどの患者が、主治医には知らせていないと思いますが。

補完代替医療の利用が多いのは「60歳以下で高学歴の女性」。これは私の実感でも納得できます。

医者は補完代替医療をどのように考えているのか

がん患者はなぜ主治医に相談しないのか。理由は簡単です。医者が代替医療に関して知識がないからです。相談しても、適格な知識で返事が返ってくることはまずないし、頭ごなしに否定されたら通院しづらくなってしまうからです。

漢方については少しは知識があるが、ほかの代替療法に関してはほとんど知りません。「あんなもの効かないのだから、時間を割くのも勿体ない」のでしょう。

それも無理はないと思います。医者も忙しすぎますから。

それじゃ、がん治療に際して重要だと言われる食事や栄養についてはどうなのか。これも心細い。大学では栄養学の単位などはとっていない方がほとんどでしょうから、相談なんてできません。

東口高志氏が『がんでは死なないがん患者』で、ちくりと皮肉っていました。

入院患者の3割は栄養不良――。まさに「病院の中の骸骨」とも言うべき高度栄養障害の患者がたくさんいる。こうした実態の背景には、栄養管理を軽視してきた、日本の病院の驚くべき「常識」があった。

医学部の教育課程には栄養学はほとんど取り入れられていません。だからほとんどの医師が栄養に関しては素人同然なのです。

私の知人が、EPA/DHAのサプリメントを摂っていると言ったところ、「抗がん剤治療に悪い影響があるかもしれないから、すぐに止めなさい」と怒られました。ところが処方箋を見たら「プロシュア」が処方されていました。中身は同じでしょうに。

ま、3割の自己負担でサプリメントよりは高価なプロシュアがとれるのは悪くはないのですが、納得はできません。医者の知識なんて、この程度のものです。

医者が補完代替医療について、どのように考えているのか、実情を垣間見ることができます。

私の主治医は、私だ!


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